7月開園「ジャングリア沖縄」高給スタッフ募集で期待される〇〇

7月25日に沖縄・今帰仁村(なきじんそん)にオープン予定の新テーマパーク「ジャングリア沖縄」が、大規模なスタッフ募集を発表した。パートナー社員(契約社員)で月給22万円、正社員は職種に応じて年収300万円台半ばから750万円程度で、最終的に1000人超の雇用創出を目指すという。
県内の賃金水準と比べると「厚遇ぶり」が浮き彫りになっている。厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、沖縄県の平均的な所定内給与(月額)は20万5463円で、年間賞与、その他特別給与額は27万3917円となっている。合算した平均年収はおよそ277万7000円。ジャングリア沖縄のパートナー社員の月給や正社員の下限年収は平均を大きく上回っている。
「観光・ホスピタリティ業界はコロナ禍以降も慢性的な人手不足が続いており、特に多言語対応や国際基準のサービスを担える人材が求められています。また、地域経済への直接的な恩恵も見逃せません。施設の建設段階では建設業や資材メーカーへの発注が活発化し、開業後は飲食店、清掃、警備、物流などの需要が発生します。スタッフの所得が向上すれば、飲食や小売、レジャーなど、周辺産業への消費が拡大し、地域内に好循環が生まれるでしょう」(社会部記者)
とはいえ、家賃や光熱費、物価が年々上昇しているのは沖縄も例外ではなく、月給22万円だけで生活の安心を得られるかどうかは人によって判断が分かれそうだ。県内だけでなく首都圏や海外からの転職希望者を呼び込むには、高い給与水準に加え、勤務シフトの柔軟性やキャリアパス、休暇制度などが大きなポイントになるだろう。
沖縄ならではのキャリアアップとライフスタイルを両立させることができれば、観光業界全体に新しいモデルケースが示されるかもしれない。新たな雇用創出に期待が寄せられている。
以上、アサ芸ビズから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部