ファミマ「もはやコンビニではない」

コンビニエンスストア・ファミリーマートのアパレル商品「コンビニエンスウェア」が快進撃を続けている。
「急に必要になったときに、とりあえず間に合わせるためのもの」という従来のコンビニエンスウェアと違い、ファミマのコンビニエンスウェアは有名デザイナーを起用しており、ファッション性・機能性の高い点が特徴だ。
今年度(25年度)はコンビニエンスウェアの売上高200億円を目指すほどに成長。もはやファミマはアパレルチェーンといっても過言ではない存在になりつつある。
そこで今回、ファミマに話を聞いた。
「毎年130%で伸長し、24年度の売上は130億円を超えました」
「全身コーディネートができるほどラインアップも拡充しており、現在は約100種類ほど展開。コンビニエンスウェア立ち上げ以前は男性客がメインでしたが、現在では半分以上が女性客となっています」
「コラボ商品(グローバルブランド(ネットフリックス)、地域密着(カープ、琉球)など)は反響が大きいです。コンビニエンスウェアの新しいファンになっていただくきっかけにもなります」
また、各商品の品質には強いこだわりがあるという。
「ラインソックスはシンプルなデザインで、ラインの幅をミリ単位でこだわっています。履き心地にもこだわっており、足底はパイル編み仕様でクッション性が高い点がポイントです。抗菌防臭加工も施しています。アウターTシャツはサステナブルなUSAコットン100%にこだわり、素材感、透け感、リブの幅、ステッチ、サイズ感、襟ぐり、肩の落ち方などをミリ単位で調整しています」
どの商品が売れ筋なのか。
「ソックス類、今治タオルハンカチ、アウターTシャツが人気です。ソックス売上累計は約2400万足(25年2月末時点)であり、アウターTシャツ(色違い、サイズ違い含めて)は年間約150万枚を販売しております」
「25年3月に発売した『ブラウェア』は1カ月で1万枚販売し好評です。今後も婦人インナーを強化していきます。『コンビニで衣料品を買う文化』が定着することを目標としており、洋服を買う場所として、『目的買い』となる商品を衣料品以外にも拡大させていき、多くのお客様にご来店いただきたいです。また、今後ますます増加が見込まれるインバウンド客もしっかり取り込んでいきたいです」
今後もファミマのアパレルから目が離せない。
以上、詳細はビジネスジャーナルをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部