ファミレス「328円」お得すぎる

328円から楽しめるジョイフルの「おてごろモーニング(AM5:00~AM10:00限定)」。そこで今回は管理栄養士の猪坂みなみ先生に、全4種類のメニューの特徴やおすすめを教えてもらいました。
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【ジョイフル】おてごろモーニングの特徴
――ジョイフルのおてごろモーニングについて特徴を教えてください。また、コスパ的にはどうでしょうか?
猪坂みなみ先生(以下、猪坂) ジョイフルのおてごろモーニングは、和食3種類と洋食1種類の、計4種類から選べます。
いずれも、主食(ごはんやパン)、主菜(魚・卵・肉など)、副菜(野菜や海藻類)が揃っており、栄養バランスが意識されたメニューになっていますよ。
価格はメニューによって異なりますが、焼き鮭や明太子、お味噌汁がついた和定食「明太子と焼き鮭朝食(食卓のやまや明太子使用)」は、不足しがちなお魚をとれるうえに702円(税込、以下同)とコスパ抜群。
一番リーズナブルな「ベーコンモーニング」はなんと328円で、さらにお得感がありますね。
【ジョイフル】モーニング「目玉焼き朝食」482円
――「目玉焼き朝食」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 こちらは、目玉焼きとウインナーでたんぱく質が摂れて、付け合わせのほうれん草やひじきの煮物、お味噌汁などで食物繊維やミネラルなども補えるメニューですね。
卵には良質なたんぱく質のほか、ビタミンDやビタミンB12、葉酸などの栄養が豊富です。特にビタミンB群はエネルギー代謝をサポートしてくれるので、朝に食べるとその日1日の元気なスタートにぴったりですよ。
また、ひじきには鉄分やカルシウム、食物繊維などが含まれているので、鉄分不足が気になる方や、骨の健康を意識したい女性にもおすすめの食材です。
――追加で一品足すとしたら、なにがおすすめですか?
猪坂 植物性の食材が不足しているので、一番のおすすめは納豆なのですが、納豆を追加したメニューはこのあと登場しますので、それ以外のメニューから選ぶとすると、不足しているたんぱく質を補える「生たまご」が良いでしょう。
こちらのメニューの主食は白米ですが、白米は糖質の割合が高いため、そのまま食べると血糖値が急上昇しやすいという特徴があります。
しかし、卵を加えて卵かけご飯にすると、卵に含まれるたんぱく質や脂質が胃の内容物の消化・吸収を緩やかにするため、糖の吸収スピードが抑えられ、血糖値の上昇をゆるやかにする効果が期待できますよ。
【ジョイフル】モーニング「ベーコンモーニング」328円
――「ベーコンモーニング」について、栄養素的な特徴を教えてください。
猪坂 ベーコンモーニングは、パンやライスなどの主食に、サラダとベーコンがついた軽めのセットです。「食欲があまりない」という朝でも、無理なく食べやすいのではないでしょうか。
ベーコンは豚肉が原料ですが、脂質の割合が高く、たんぱく質はやや少なめなのが特徴。そのため、このメニュー全体ではたんぱく質が不足しています。しっかりたんぱく質を摂りたい方は、別のメニューを選ぶと良いでしょう。
また、付け合わせのレタスは、水分が多くて低カロリーなのが特徴。さらに、カリウムや食物繊維も含まれているため、むくみ対策や腸内環境を整えるサポートも期待できます。
――追加で一品足すとしたら、なにがおすすめですか?
猪坂 たんぱく質が足りないので、「目玉焼き」を追加するのがおすすめです。卵には良質なたんぱく質のほか、ビタミンB群や鉄分、ビタミンDなど、体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。
特にビタミンB群はエネルギー代謝を助けてくれるので、1日を元気にスタートできるでしょう。
――主食は「トースト・ブールパン・ライス」から選べますが、おすすめはありますか?
猪坂 脂質や塩分の摂りすぎを避けたい人は、ライスを選ぶのがおすすめです。パンがメインの食事は、パンそのものに加え、バターやマーガリンなどが添えられることで、脂質の摂取量が増えやすくなります。
今回のメニューでも、ライスの脂質・塩分はパンの約半分程度のため、ご自身の意向に応じて選ぶと良いでしょう。
また、ライスは糖質がしっかり摂れるため、朝は特に重要な、体や脳のエネルギー源となるブドウ糖を効率よく補給できます。
一方で、糖質を控えたい方や、朝はあまり食欲がなくて軽く済ませたい方は、トーストを選ぶのがよいでしょう。
ライスのセットは、ほとんど糖質と考えて差し支えないが炭水化物が67.4g、エネルギーは383kcalですが、トーストのセットは糖質30.8g、エネルギーは272kcalと、トーストのほうが低カロリー・低糖質になります。
詳しくはスーパーマーケットファンをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部