2025/6/21 13:49

あの黒カビ「毒性が強い」

びっくり

「黒カビに毒性はあるのかな」

「黒カビを放置すると、身体にはどのような影響があるのだろう」

黒カビにはさまざまな種類があり、中にはカビアレルギーや呼吸器疾患の原因となるものもあるようです。

黒カビは水分が豊富で、換気が不十分な場所に生息。複数の種類があり、毒性の強さにも違いがあるようです。ここでは黒カビの一種といわれる『クラドスポリウム属』と『アスペルギルス属』を紹介します。

日本では『クラドスポリウム属』が一般的とされており、風呂場や家の外壁など、屋内外を問わずさまざまな場所に生息するといわれています。

アレルギー反応や呼吸器系への影響が考えられますが、毒性はそれほど強いものではないよう。

このクラドスポリウム属よりも毒性が強いと考えられているのが、『アスペルギルス属』。呼吸器疾患を引き起こす可能性があり、人間の健康に深刻な影響をおよぼすリスクがあるそうです。

アスペルギルス属のカビは、屋内や屋外など多くの環境において発生する恐れが。ただし、アスペルギルス属のカビは黒色以外にも緑、茶色、白などのさまざまな色が見られるとされています。黒色以外のカビにも注意しましょう。

黒カビが繁殖しやすい環境かどうかを見分けるサインとして、『ロドトルラ』と呼ばれるものがないかを見る方法も。ロドトルラとは、お風呂場や洗面台などで見かける、ぬるぬるとしたピンク色の汚れのこと。

ロドトルラ』は、温度20〜30℃で湿気の多い場所を好むとされています。皮脂や石鹸カスを栄養素にしており、非常に繁殖力が高い点が特徴ですが『酵母菌』の一種。

黒カビと繁殖条件が似ていることから、黒カビ発生のサインといわれています。

黒カビが原因で発症する可能性のある症状としては以下が挙げられます。

・カビアレルギー:くしゃみや鼻水、目のかゆみなど花粉症に似た症状

・マイコトキシン中毒:体内に蓄積することで中毒症状を起こすようです。頭痛や倦怠感、めまいなどの症状が現れるケースも

・アスペルギルス症:肺や副鼻腔に感染して、咳や発熱、呼吸困難などの症状

以下のような環境下では黒カビが発生しやすいといわれています。

・温度:20〜30℃
・湿度:60%以上
・ホコリや汚れが溜まっている状態

ホコリや汚れ、食べかすなどは黒カビの栄養源となります。条件を満たす可能性がある場所は、なるべく清潔に保ちましょう。

もし、黒カビが発生してしまった場合は、カビ除去剤を使用しましょう。片栗粉を混ぜてジェル状やペースト状にすることで落としやすくなるといわれています。

カビ除去剤を使用したら、水で十分に洗い流して汚れや石鹸カスが残らないようにしてください。洗った後は、しっかりと乾燥させて再繁殖を防ぎましょう。

以上、詳細はgrapeをご覧ください。

黒カビには毒性がある?発症の可能性がある症状や黒カビの除去方法を解説  –  grape [グレイプ]黒カビには毒性がある?発症の可能性がある症状や黒カビの除去方法を解説 – grape [グレイプ]

編集者:いまトピ編集部