2025/6/21 14:22

奇跡のスマホ、6月26日に「3万円台」で…「ありえない高スペック」

スマホ

6月26日に発売されるシャープのエントリースマートフォン「AQUOS wish5」を、ビジネスジャーナルが紹介。

スマホのハイエンドモデルでは10万円台後半~20万円台が当たり前になるなかで、wish5は高いスペックを備えながらも3万円台前半という破格の低価格を実現。

ネットでは、「お値段以上すぎる」「これで十分」「こういうのが欲しかった」などと話題を呼んでいる。

シャープ自身も「キャリアさんからの引き合いは非常に好調」「期待感を持てるのではないかと考えております」というほど前評判が上昇。

シャープは次のように説明する。

「wishシリーズはこれまでも幅広いお客さまに手に取っていただきたいという思いで開発してまいりました。また、グローバル展開も進めており、お手に取っていただきやすい価格で、年齢や国境を越えて幅広いお客さまにお届けしたいという思いで市場に投入したという狙いがございます。今回のwish5は堅牢性を維持しつつ見た目のデザインも刷新しておりまして、その雰囲気とともに中学生くらいの年代の方々にファーストスマホというかたちでお勧めできればと考えております」

同社は日本では20代の多くがiPhoneユーザーであるという状況のなかで、より下の世代を狙って「そっちに切り替わらないようにする」と説明しており、親が子どもに持たせるスマホとして選択しやすい価格帯を意識している様子も。

AQUOS wish5のスペックは「安かろう悪かろう」とはかけ離れている。

・6.6型の大画面ディスプレイ

・米国防総省が定める「MIL-STD-810H」準拠の耐衝撃性能、防水性能、防塵性能、80度の高温・高圧の水流への耐久性を備えるなど高い堅牢性

・プロセッサはwish4に搭載しているものより新しい台湾MediaTekの「Dimensity 6300」を採用

・ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応してスクロールの操作がよりなめらかに

・マホを強く振ると大音量のアラームが鳴り、位置情報を保護者などに自動で共有する「防犯アラート」機能

このように、エントリーモデルとはいえ高いスペックを備えているにもかかわらず、なぜ3万円台という低価格を実現できたのか。

「wishシリーズは今作で5作目となりますが、歴代のwishシリーズへの取り組みと蓄積もあり、今作ではIPX9(高圧蒸気洗浄噴射試験)への対応を実現できました。また、生産体制の最適化や部品構成の見直しなども積み重ねており、その結果として高い機能性を実現しながらも低価格でお届けができるかたちになりました」

親会社である台湾・鴻海精密工業(ホンハイ)のグループ力を生かした調達力も要因の一つなのだろうか。

「一つの要素であることは間違いございません。価格と性能のバランスを見極めつつ部材を選定しており、そのなかで鴻海の調達力を活用しているという側面がございます」

ITジャーナリストの石川温氏は「お買い得」だとして次のように評価する。

「この価格帯のスマホでありながら、画面表示のリフレッシュレートが120Hz駆動を実現するなど、あり得ないスペックが一部、搭載されています。日本メーカーという点においても安心感があり、かつスペック的にも申し分ありません」

3万円台、あり得ない高スペック…奇跡のスマホ「AQUOS wish5」の秘密をシャープに聞いた | ビジネスジャーナル3万円台、あり得ない高スペック…奇跡のスマホ「AQUOS wish5」の秘密をシャープに聞いた | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部