「独擅場」日本人の9割が誤読「本当の読み方にウソつけ」

5月16日にYouTubeチャンネル『かまいたちチャンネル』で配信された動画では、かまいたちの二人が「日本人が9割ほど勘違いしているクイズ」に挑戦。その中で、「その人だけが思うままに振る舞える場所・場面」という意味の「独擅場」という言葉の読み方が出題されました。
濱家さんは「どくだんじょう」と答えますが、正解は「どくせんじょう」。これを聞いた山内さんは「なんで?」と驚き、濱家さんは「『どくだんじょう』っていう言葉自体がないってこと?」と信じられない様子を見せます。
スタッフが「『どくだんじょう』っていう言葉は、もともとないんです」と説明すると、濱家さんは「ウソつけ! それはウソやわ」と納得いかない様子でした。
じつは、「独壇場(どくだんじょう)」という表記は、“てへん”の「擅」という字を“つちへん”の「壇」と誤って書いたことから生まれたもので、それが誤読とともに広く定着してしまったよう。
デジタル大辞泉(小学館)にもこの経緯が記載されており、意味自体は「どくせんじょう」も「どくだんじょう」も同じとのことです。
そこで、Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女726名を対象に「独擅場 」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、濱家さんと同様に「どくだんじょう」と読むと答えた人が全体で61.8%。続いて、「どたんば」と読むと思うと回答した人が32.2%という結果に。
「決断をせまられる、最後の場面。進退きわまった状態」を意味する「土壇場(どたんば)」は、“つちへん”の「壇」を使用します。こちらも字が似ているため、間違ってしまった人が多かったかもしれませんね。
以上、Sirabeeから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部