40代のアナタ、このリアクションは避けるべし…

年下の世代と円滑なコミュニケーションを育むのが目的であっても、“無理している感”や“演技っぽさ”、さらには“裏がありそうな雰囲気”を醸せば逆効果です。
40代を迎えると、いわゆる“おばさん”と呼ばれる世代に突入するわけですが、おばさんっぽさを出さないよう努めていても、年下から見ると「れっきとしたオバサンアクションをしている人」になっているケースは、往々にしてあります。
元議員でありメンタル心理カウンセラーで、自身も40代である並木まきが、年下世代が不快感を覚えやすいリアクションをお話します。
■年下世代には「共感が大事」と聞くけれど…
昨今は、“共感”というキーワードがこれまでにないほど注目を集めています。年下世代とわかりあうには「共感は不可欠」とも言われていることから、後輩や部下と接するときには、あえて「共感」を感じさせやすいリアクションを心がけている大人世代も少なくないのではないでしょうか。
しかしこの「共感」がひとたび「ズレた共感」になってしまえば、その時点で逆効果。かえって、年下からの反発を招きかねないのです。
■「わかるわ~!」は言い方ひとつで不快な言葉に?
年下が不快感を覚えやすいアクションに「大げさすぎるリアクション」があります。話をちゃんと聞いているアピールもあって「え~っ!ウソでしょ!? マジで!? ありえな~い!」などとオーバーに感情を出すのは、下手な演技のようにも映り不快感を招きがちな面も。ここまで派手にリアクションをしてしまうと本音による共感ではなく、ただ場を盛り上げようとしているだけにも受け取られかねません。
また、年下からの相談ごとに対して言いがちな「わかるわ~」も要注意なワードです。
「うんうん、若い頃は私もそうだった~!」などとつい言ってしまいますが、共感に見せかけて実は“自分のほうが上”というスタンスが、年下からの不快感を誘ってしまうのです。
信頼関係を築こうと発している「共感」の言葉が、動作や言い方のせいで不快感を誘発するきっかけにもなり得る現実は、大人世代が肝に銘じておいて損はないでしょう。
■気負いすぎるよりもシンプルに
共感を示すことは、世代間での信頼関係を構築するうえでとても大切な心がけです。
しかし本人が気負いすぎてしまうと、うっかり逆効果になるリアクションを繰り出してしまうこともありえるというわけですね。
共感は「シンプル」に示すほうが自然と心得て、無理をしている雰囲気を醸さないよう意識したいものです。
以上、アサジョより紹介しました。
編集者:いまトピ編集部