「ミスド&モスバーガー」続々閉店…?「モスド」

2010年に誕生した「モスバーガー」(以下、モス)と「ミスタードーナツ」(以下、ミスド)のコラボ店「MOSDO!」(以下、モスド)が昨年、9年ぶりに新店をオープン。驚きの限定バーガーを食べてきました。
【モスド】1店舗まで減少も……9年ぶりに新店オープン
モスドと聞いて、懐かしさを覚える人も少なくないのではないでしょうか? かつて矢口真里&辻希美や忽那汐里&マツコ・デラックスがCMに出演していました。
始まりは08年、モスを運営する「モスフードサービス」とミスドを運営する「ダスキン」が資本業務提携契約を締結。共同事業としてモスが「フレンチクルーラー」をバンズに使ったハンバーガーを発売したり、ミスドがハンバーガーの形のドーナツを販売するなど、話題性の高い商品を販売しました。
さらに、実店舗として広島の「イオンモール」にモスド1号店が誕生、翌11年には京都、12年には東京・恵比寿にオープンしたものの、京都店と恵比寿店はわずか2年ほどで閉店。15年に関西国際空港にオープンした店舗も20年に閉店し、長らく広島店1店舗のみの運営が続いてきました。
しかし、コロナが明け売上が上向きとなったこともあり、24年10月に埼玉「ららぽーと新三郷」へ9年ぶりの新店をオープン。週末には行列ができるほどの人気店となっています。
昨年10月にオープンした「MOSDOららぽーと新三郷店」に到着。こちらの営業時間は午前10時~午後9時までです。
昔はモスドオリジナル商品を数多く取り扱っていたモスドですが、現在は主にモスのハンバーガーとサイドメニュー、ミスドのドーナツとドリンクを販売。
キッズセット(おもちゃ付き)のサイドメニューは、ドーナツとポテトが選べるようです。
【モスド】店舗限定バーガー「海鮮明太もんじゃ焼き風バーガー」460円
このバーガーは海鮮かきあげに温かい明太もんじゃソースをかけて、バンズで挟んだものとのこと。
明太もんじゃソースは刻んだキャベツと干しエビを炒めて風味を出し、魚介エキス、ウスターソース、明太子などで味付けをしているそうです。
上のバンズを外すと、見た目はまさにもんじゃ焼き! 上には紅生姜とかつお節ものせられています。
かき揚げは通常メニュー「モスライスバーガー海鮮かきあげ」と同じもののようで、具材は「いか、海老、玉ねぎ、人参、枝豆」。
ふんわりとしたバンズとサクッと揚がったかき揚げの組合せが、良い意味でちぐはぐで面白い!「未知の食べ物」に遭遇したワクワク感にテンションが上がります。
パン&ソース&紅生姜の組合せを食べて「若干、焼きそばパンぽい?」と過ぎったのも束の間、いかや海老、明太子など海鮮の味が次々と主張し、口の中が大忙しです。
とにかく一筋縄ではいかない複雑な味わい。中には「パンじゃなくてライスバーガーで食べたい」という人もいるかもしれませんが、「全然アリ!」です。
【モスド】子連れでも「面倒臭くない」と感じたワケ
唯一閉店しなかった広島店と同じくショッピングモール内にある新三郷店ですが、「若いファミリー向けの施設にぴったり」という印象。
メニューの選択肢が豊富なのに、なじみのあるメニューばかりが並んでいるため、子どもにとって安心感がありますし、何より食べたいものを選ばせる際に「面倒臭くない」と感じたためです。
このショッピングモール内には巨大フードコートもありますが、週末は人の横行が激しく、子連れファミリーにとってはモスドのほうが落ち着いて食事ができそう。
実際、店内には小さな子どもを連れた若いママが目立ち、「ハンバーガーとドーナツどっち食べたーい?」と問いかける親に「ドーナツ!」「ポテト!」などと迷わず答える子どもたちの光景が印象的。そんなモスドらしい会話も明るい雰囲気を演出していました。
この店舗に関していえば、店内に手洗い場があり、子どもの手をちゃちゃっと洗わせることもできて便利。内装は一般的なモスやミスドよりもおしゃれ感があり、子連れママ友同士のランチはもちろん、若い女性にも人気のようです。
今後、ファミリー向け商業施設を中心に急拡大する可能性もあるモスド。モスやミスドとはまた違った楽しさがある上、「2店舗のみ」という貴重さもあるので、気になる方はぜひ行ってみては?
スーパーマーケットファンが伝えています。
編集者:いまトピ編集部