はま寿司「1位になりそう」110円の寿司は80種以上

はま寿司の業績が伸長している。
国内回転寿司チェーンではスシローに次いで2位のポジションだが、店舗数が増加しており、今年3月時点の国内店舗数は639店舗と、スシローの650店舗に肉薄。年内には1位に躍り出るとの見方も強い。
ファミリー客や友人同士のグループ客が多いというイメージが強いが、最近では一人客も増え「“一人”はま寿司」を楽しむ客の姿もお馴染みの光景となった。
はま寿司の特徴といえば、「メニューの数が豊富」「低価格」という点。
価格的には110円(税込み/店舗によって異なる)という低価格メニューが豊富に揃っている。
寿司メニュー全体では常に約150種類を提供。30種類以上あるサイドメニューは、そば・うどん類だけで約10種類、ラーメン類だけで4種類デザート・ドリンク類は30種類以上が揃っている(25年6月末現在)。
はま寿司 広報担当は語る。
「家族でもおひとり様でも楽しめる業態であり、商品のおいしさと豊富なバリエーション、お手頃な価格にこだわっていることが、お客様の満足度につながっているのではないかと受け止めています。100円(税込110円)のお寿司を約80種以上提供していることも、はま寿司ならではの取り組みだと考えています」
「はま寿司のシャリは国産米を100%使用し、北海道昆布と一緒にふっくら炊き上げています。また、いつでも作りたてのおいしさを提供するために、食材の加工や調理の多くを店舗で行っています」
はま寿司といえば、スイーツ類の豊富さも人気の理由。
また、店舗には人気ラーメンチェーン「一蘭」でお馴染みの横の席との仕切りがついた一人用カウンター席が設置されている。
「おひとり様でもご利用いただきやすいカウンター席の設置や、食べきれる量やサイズの展開については実際に意識しています。おひとり様でもさまざまな商品を手軽に楽しめることは、お客様に喜んでいただけるポイントだと捉えています」
「おひとり様だけをターゲットにしているのではなく、より幅広い層のお客様に喜んでいただけるよう、さまざまな取り組みを行っています。例えば、小さなお子様をお連れの方でもご利用しやすいようにキッズメニュー(はまっこセット)を揃えているほか、お子様用の椅子やお子様用のエプロンなどもご用意しています。今後も安全で新鮮なおいしいお寿司を手軽な価格で提供し、世界一の寿司チェーンを目指してまいります」
はま寿司の躍進は続く。
編集者:いまトピ編集部