渋滞「早く進むのは…」イライラして追越車線に行く人注目

夏休み真っ只中。帰省や家族旅行など車で出かける人々が増え、高速道路では渋滞にハマりやすいなんて困りごとも…。
以前、放送された『あさイチ』(NHK)では、「渋滞のときに一番早く進む車線」について調査結果をもとに紹介。
3車線ある高速道路の場合、一番右側は「追越車線」。
渋滞の際、焦って右側に車線変更をしてしまうことがあるが、この行動は渋滞を悪化させてしまう可能性がある、と渋滞学を研究している東京大学教授の西成活裕氏は指摘。
渋滞が発生する原因については、車線変更によって後方の車がブレーキを踏むため「連鎖がどんどん続いて渋滞がひどくなる」と説明。
つまり、渋滞にハマらないためには「車線変更はせずに、左車線を走行する」のが正解だという。
西成氏の調査結果によると、渋滞発生時にはおよそ4割の車が追い越し車線に集中しやすい一方で、左車線は車が少なければ車間距離があくだけでなく、ある程度速度が出せてスムーズに走行できるそうだ。
番組では3車線それぞれ走った場合の比較も紹介。
・右が時速16.3キロ
・真ん中が時速20.6キロ
・左が時速25.6キロ
となり、右側の「追い越し車線に比べて時速10キロくらいはやい」と西成氏は解説。この結果には、スタジオでも驚きの声が。
ただ左側の車線はIC(インターチェンジ)SA(サービスエリア)や合流があるため速度が遅くなることもあるが、それでも渋滞が10キロ以上続いている場合は、総合的にみても左側の車線が一番早く進みやすいということが検証されている。
ちなみに2車線しかない高速道路の場合は車が左右に行き来するため、あまり大差はないとのこと。
もし3車線の高速道路で長距離渋滞に巻き込まれたら、思い出してみると良いかもしれない。
以上、詳細はSirabeeをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部