人気の飲食店「ここちょっとキツイ」食べずに帰った

飲食店の”あるもの”が多すぎて…。
9日放送のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光さんが、飲食店で入店するのをやめた理由について語りました。
先日、香川県にある善通寺市・多度津町・丸亀市に訪れたという伊集院さん。「やっぱりうどん」とお腹を満たすために、人から聞いた美味しい店に入ろうと思っていたそうなのですが…。
「そこで色濃く感じたのは…」
「人気のお店が、キャパ以上のお客さんをさばくようになって、よかれと思って書いてある注意書きとかで、がんじがらめになってる店がいっぱいあるのよ」
食べログやSNSの影響で仕方ないと前置きはしつつ、その状況を嘆いていました。
「お店の前のここから先は、他の人の土地だから入らないで」
「3列縦帯で並んで、ここをこう曲がって。ここまで差しかかるようだったら、ここからは並んじゃダメ」
「入ったら速やかにトレーを取って注文をして」
「飲める量だけ」
「離乳食でも持ち込みNG」
そんな注意書きがズラリ。
「やっぱり昔うどん巡りしたときより、ずっと増えてて」
「その前に立ったところで『うわぁ、俺ここちょっとキツイわ』ってなるわけ」
たくさんの注意書きも効率よくしようとしていることには理解を示しつつも、そう告白する伊集院さん。
さらにもう1軒「ここは美味しいよ」と言われた店に行くと、すでに結構な列が。
「うどんだから食べたらすぐ出てくるから…」と並んで待っていると、店の“おばちゃん”がその列を整理しにきたようで
「はい、右手に箸持って、携帯ポケットしまって!」
と言われたといい、伊集院さんは「あ、ごめんなさい」と出てきてしまったようです。
「おばちゃんもよかれと思ってやってんの分かんだけど、なんか『軍』みたいな感じになっちゃって…」
「俺、わりとその手のことに対して味より下手すりゃ優先しちゃうようなところがあるから」
SNS上では、
「入った店が喋るな、食べはじめてから15分以上いるなという店で味がしなかった」
「混んでる店で店の人がとくかくギスギスしてて嫌な時間になった」
など多くの反響が。
NSの普及のほか、現在問題になっているオーバーツーリズムの影響によって、本来のキャパシティを大幅に超える観光客が一部の人気店に集中。文化やマナーの異なる客とのトラブルを未然に防ぐために、ルールを明文化・厳格化せざるを得ない状況に追い込まれていることも考えられます。
配慮や敬意に欠ける人たちが増えているのも事実。
お互いに気持ちのいい食事の空間にしたいところです。
以上、Sirabeeからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部