2025/8/15 13:56

日本の台風の名前が「ダサい」のはなぜか

台風

日本の台風の名前はダサいといわれることもあるようです。

日本では台風の呼び方として『台風1号』のように数字で呼ばれるほか、『コグマ』のように名前で呼ばれるケースも。

『ダサい』という感覚は人によって異なるため、日本が付けた台風の名前がダサいといわれる理由は一概には断定できません。

気象庁によると、台風の名前は1999年までアメリカが付けていました。

しかし、2000年以降は、北西太平洋と南シナ海の領域にある日本を含む14の国などが加盟している『台風委員会』により、加盟国内で使われている固有の名前がアジア圏の台風の名前として使われるようになったそう。

日本を含む各加盟国から10個、計140個の名前が提案され、台風委員会の領域で台風が生じると1つ目から順番に使われていきます。

気象庁のウェブサイトでは、台風委員会での台風の名前一覧が確認できます。

名付けられる順番は、カンボジアの1つ目の名前の次は中国の1つ目といったように、台風が1つ発生するごとにあらかじめ決めている名前が国順に適用されます。

例えば、台風1号から順番が始まるとすると、1号は『ダムレイ』、2号は『ティエンマ』、3号は『キロギー』といった具合になります。

なお、大きな被害をもたらした台風の名前は、引退してその台風以降使われなくなるケースがあるそう。引退した名前の代わりには、原則としてその名前を付けた国が新たな名前を提案するといわれています。

日本が提案している名前は星座由来のもの。気象庁によると、これらの名前は、特定の個人や商品などを連想させない『中立性』、利害関係が生じにくい『自然の事物』、そして人々に親しまれている『天空に関連するもの』という観点から選ばれたそうです。

日本人にとっては単語の意味が分かりやすく、かつ強い風や雨を引き起こす台風のイメージと異なるためダサいと感じる人もいるかもしれませんね。

台風に名前を付ける理由は、人々の防災意識を高めるためとされています。単に『台風〇号』と呼ぶよりも、名前を付けて呼べば、台風への注目度が高まり、より強く印象に残りそうです。

日本の台風の名前がダサいといわれることがあるのは、災害を引き起こす台風のイメージと、付けられた名前の印象がかけ離れているためかもしれません。

とはいえ、ほかの国でもプリンやタヌキを意味する単語を使用しているなど、台風のイメージと結び付きにくい単語を選択しているところもあるようです。

以上、詳細はgrapeをご覧ください。

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編集者:いまトピ編集部