ヤマト運輸「午前中の時間指定」っていつ来るの…ヤマトに事情を聞いてみると?

ネット通販では「置き配」や「配送時間指定」といったオプションを上手に使いこなすのが重要。
しかしこの度、決して少なくない人々が、配送時間指定の「とある時間帯」にモヤモヤを感じていることが明らかになったのだ。sirabeeより紹介する。
手元に「不在連絡票」がある人は、ぜひ本記事を読む前に再配達の「時間指定」の項目を確認してほしい。
再配達時間のルールは各社様々だが、ほぼ全ての会社で「14〜16時」「16〜18時」といった具合に、2時間刻みでの時間指定を設けている。
しかし、そんな中で異彩を放っているのが「午前中」の存在。多くの会社ではこの午前中を「8〜12時」と設定しており、その間隔は他の時間指定の2倍となる「4時間」である。
この「午前中」に対し、ユーザーからは少なからず疑問の声が上がっているのだ。
記者も経験があるので分かるが、たとえば「午後から人と約束があり、出られるなら早めに外出しておきたい」といった予定がある日は、この「午前中」配達が何時に行なわれるかで、午前中の予定が大きく変わってしまう。
X上にも、「宅配系の時間指定ってなんで午前中だけ『午前中』なんだろう…。朝9時くらいから起きて待ってるんだけど、この感じならもう少し寝られたなぁ…」「せめて10:00〜12:00みたいに書いてくれてたら…」「時間指定の『午前中』は、ザックリすぎる」といった、不満の声が多数確認できた。
試しに、全国の10~60代の男女691名を対象としたアンケートにて同トピックに関する調査を行なったところ、時間指定「午前中」に対して「間隔が広い」と、モヤモヤを覚えた経験がある人は、全体の57.3%と判明。
他の時間帯と比べ、「午前中」だけ一括りとしている背景について、ヤマト運輸の広報からは「1日の中で午前中指定でのお荷物の配達のご希望が最も多く、お客さまとお約束した時間帯に確実にお届けするために配達時間枠を設定しております。また、セールスドライバーの業務負荷も考慮しております」との回答が得られた。
ちなみに、ヤマト運輸では従来よりずっと「午前中」は4時間の範囲に設定していたそうで、広報担当者は「過去に『午前中も2時間ずつ区切っていた』といった事例はございません」とも、補足している。
こうした「午前中」の区切り方は他社でも導入されているため、やはりそれぞれに同じような事情があるのだろう。
編集者:いまトピ編集部