「焼肉きんぐ」のラーメン屋が9月26日オープン…しかし「ちょっと残念」

食べ放題焼肉チェーン「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションが展開する「熟成醤油ラーメンきゃべとん」をご存じですか? 9月26日に都内初出店を果たした同店ですが、神奈川県の店舗で食べてきました!
■【熟成醤油ラーメンきゃべとん】とは?
「焼肉きんぐ」「丸源ラーメン」など人気の飲食チェーンを運営する物語コーポレーションが展開する「熟成醤油ラーメンきゃべとん」。
2017年7月、愛知県豊橋市に1号店をオープンし、神奈川県、静岡県、愛知県で6店舗のみのラーメンチェーンとして展開していましたが、25年9月26日に、東京都日野市に都内1号点をオープンしました。
同店は“本格派の地域密着型ラーメン店”で、全店舗に駐車場を完備し、店内にはベンチシート席や座敷を備えているので、子連れでも安心して利用できるんだとか。
代表的なラーメンは「熟成醤油ラーメンきゃべとん」「熟成醤油豚そば」「熟成醤油中華そば」の3つとなっています。
■【熟成醤油ラーメンきゃべとん】名物は? メニュー一覧
熟成醤油ラーメンきゃべとんのメニュー表から、代表的な商品をチェックします。
なお、事前のネット情報ではランチメニューがあるようでしたが、今回利用した店舗では行っていませんでした。
<得セット>
・炒飯セット +250円 ※平日17時まで増量無料
・餃子セット +290円
・からあげセット +350
・チャーハン、餃子セット +450円
座席には複数の調味料がセットされています。青ゆず餃子だれ、餃子だれ、酢、拉麺胡椒、姚さんの辣油、揚げにんにくとなっています。
■【熟成醤油ラーメンきゃべとん】1133円「きゃべとん+炒飯セット」実食
今回は、名物の熟成醤油きゃべとんに炒飯セットをつけました。合計1133円です。
まずはじめに炒飯が到着! アツアツの鉄板に、店員さんがジャッと玉子をかけてくれます。
その手法と見た目は丸源ラーメンの鉄板玉子チャーハンとそっくり。違いは頂上の焼豚にかかったソースくらいでしょうか。
具と玉子と米を自分でワシャワシャとかき混ぜていきます。湯気がもうもうと立ち上がって食欲が刺激される!
良い感じになったところで一口いただくと、味が濃いめでおいしい! おこげになった部分はカリカリで食感もよいです。丸源よりも油分がちょっと多めにも感じるのは、タレの存在があるからでしょうか。
炒飯を炒めている途中で、名物「熟成醤油きゃべとん」が登場です。
チャーシューのインパクトがすごい! 名前の通り、キャベツと豚が主役なのが見た目で伝わります。海苔が提供時点でシナシナに倒れているのがちょっと残念……。
チャーシューの上には炒飯と同じようなタレがかかっています。チャーシューは豚バラ肉を巻き込んだ巻バラチャーシューなんだとか。
食べると、トロッと柔らかで幸せな口当たり。満足感があります。
こだわりのキャベツはシャキシャキ感を残すために200℃の油で素揚げしているそう。
店内には使っているキャベツの産地と糖度まで掲示されていて、この日は長野県産で糖度は「葉5.0 茎5.1」でした。
キャベツを食べると、「熱々パリパリきゃべつ」というよりシナシナ食感。
実家で食べる野菜いっぱいのラーメンに乗っているキャベツを思い出しました。懐かしくてシンプルなキャベツの味わいです。芯まで火が通っているからむしゃむしゃと食べ進められます。
細いストレート麺はスープになじんでツルツルといけちゃいます。
スープの甘みは熟成した醤油の味わいでしょうか。豚背脂と鶏ガラと宗田節で仕上げているそう。
キャベツが案外おなかに溜まるので、ラーメン一杯の満足度があります。
食べ終わったあと、卓上のメニュー表に目を通していたら、ラーメンの特徴が説明されていたのですが、少々衝撃的なことが判明しました。
チャーシューにかかっていたタレは、「きゃべだれ」というもので、キャベツのうま味を引き出すための専用ダレだったそう。言われてみれば、確かにイラストやメニュー写真ではチャーシューではなくキャベツにタレがかかっています。
もしかしたら、タレがかかっていたら実家のような味にはならなかったのかもしれません。本領を楽しめず、ちょっと残念です!
初めての「熟成醤油ラーメンきゃべとん」でしたが、丸源ラーメンに似たところもありつつ、オリジナル色も感じられました。
店内は小上がり席や子ども用の椅子もあり、ファミリーで食事をしている姿も見られます。丸源ラーメンと同じく、子連れウェルカムな雰囲気は地域民から重宝されそうですね。
現在は店舗数が1ケタ台の「熟成醤油ラーメンきゃべとん」が、これから増加するのか? 第二の丸源ラーメンに成長するのか楽しみです。
スーパーマーケットファンが伝えています。
編集者:いまトピ編集部