何度も見る「あの夢」実は…?

夢はやはり無意識からのメッセージだった
夢を見ました。
12時に、Aさんがうちに来て打ち合わせをする約束をしている。
12時少し前、お化粧していないことに気づく。焦った私はなぜか外に出て、お化粧する場所を探している。
街はアジアのどこかの街のよう。人が行き交う通りのショーウィンドウを鏡代わりにしてお化粧を始める。
約束の時間は30分過ぎている。
ああ、またです。準備ができていない、間に合わない、というテーマの夢をよく見るのです。
『夢はもう一つの現実』そして、『無意識からのメッセージ』であると、精神分析医のカール・G・ユングは説いています。
私も夢のセラピーを勉強し、これまで夢のメッセージを現実生活に生かしながら過ごしてきたので、この夢から自分の準備不足をどうにかせねば、と思った朝でした。
しかし、数時間後にこの夢の答えが出たのです。
実際、この日12時にAさんと打ち合わせをする約束をしていました。それだけにこの夢はリアルです。
12時に自宅で待っていたのですが、Aさんは来ません。
スマホのショートメッセージでのやり取りだったので、もしかしたらAさんは忘れてしまったのかもしれない。
でも、仕事なので忘れることはないだろうなあと思っていたら、Aさんから電話がありました。
「オフィスでお待ちしています。大丈夫ですか?」
あら!お互いに約束の場所を自宅、オフィスと思いこんでいたのでした。
30分後、Aさんは自宅まで来てくださり、打ち合わせすることができました。
さて、この展開、その朝に見た夢と重なりませんか?
夢の中ではお化粧をしていなくて約束の時間を30分遅れたというストーリーです。
この夢を見ていたので、早めに支度をし、お化粧をしていました。
でも、30分遅れる、ということに夢を解釈するポイントを置いていませんでした。
明らかにこの夢は、約束の確認を取ることを示唆しています。
お化粧していなかった、というのは確認不足、準備不足のメタファーでした。
この夢は『予知夢』のように見えますが、注意を促す夢と言っていいでしょう。
とても現実的なのです。夢のストーリーは奇妙奇天烈な展開が多く、意味のないものと捉えられがちです。
まさにそこが夢ならではのおもしろさなのです。
そしてその奇妙なところを、絡んだ糸を解くように解釈してみると、そこに自分へのメッセージがある。
夢は自分の無意識からの手紙、成長を促すことしか書いていないのです。
私の夢にもう一つ解釈を加えるなら、『お化粧』には相手によく見せようとする無意識もあったかもしれません。
Aさん、とても素敵な方なのです…。
詳細はgrapeをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部

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