日本人、ハムを食べなくなる…理由は「ソーセージやベーコンに比べてハムは〇〇がないから」
Amazonかつては朝食の定番食品であり、お歳暮の人気商品だったイメージだったのだが…。
総務省が発表した家計調査によれば、「ハム」を買うために支払う年間支出金額が減少を続けているという。
2023年の2人世代以上のハムの年間支出額はこの10年でおよそ20%減少。
加工肉全体の年間支出額はこの10年で約500円の微増となっていて、ソーセージやベーコンはほぼ横ばいの状態にあることから、やはり「ハム離れ」が鮮明となっているのだ。
「ハムを食べなくなった原因の1つには、ハムなどの加工肉を食べると『がんになりやすい』という研究結果のイメージが残っている面もあるでしょう。
世界保健機関(WHO)の研究機関である国際がん研究機関(IARC)が、加工肉を1日に50g食べた場合、大腸がんのリスクが18%高まると発表。2015年当時、加工肉メーカーはこれに猛反発し、WHOは「一切食べないようにとは求めていない」と弁明しました。
ソーセージやベーコンでも同様のはずですが、ハムだけが嫌われるのは、単体で食べることがあまりなく、腹持ちもそれほど良くないといった理由が考えられます」(フードジャーナリスト)
加えて、ハムにとっては致命的なある変化が。
「ハムエッグにサラダにトーストなど、ハムは朝食に食べるもの、というイメージがあると思いますが、近年は朝食を食べない人が増えているのです。
ハムエッグで使われる卵の価格が急激に高騰した影響もあり、さらにハムは存在感を失いつつあります」(前出・ジャーナリスト)
朝食の欠食率は増加傾向にあるといい、今後さらにハムの存在感が薄れていきそうだ。
以上、アサ芸ビズからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部