2024/3/8 09:36

ハードオフ、「4年間着たユニクロ」まで買い取って「利益が過去最高」って意味不明…理由は「一見価値のない〇〇が人気だから」

ファッション

家電や家具をはじめ、楽器、オーディオ、ゲーム、パソコン、カメラ、フィギュアなどバラエティ豊かな中古品を取り扱うリユース・リサイクルショップ「ハードオフ」。

基本的に何でも買い取ってくれる方針のショップとしても有名だ。
ネット上でもたびたび話題になり、少し前には「4年間使ったユニクロの服をハードオフが10円で買い取ってくれた」という投稿が話題を呼んでいた。

投稿者がどのような状態の服を売りに出したかは定かではないが、4年間着回したとなると…糸がほつれるなどそれなりに着古した状態になっているだろう。

合によっては、買取が不可能なケースも考えられるが、10円という安い価格でもきちんと買い取ってくれるのは素直に驚きだ。

衣類のほかにも、家具や家電などの中古品は、どのように買取価格や基準が決められているのか、ハードオフコーポレーションに話を聞いた。

まずは「4年使ったユニクロの服を買い取ってくれる」ということは実際にあるのか。
担当者からは以下のような回答が返ってきた。

「ユニクロなどの衣類に限らず、商品の状態やデザインによっては、十分あり得ることです。」

「たとえば、冷蔵庫・洗濯機・掃除機・炊飯器・電子レンジといった白物家電は、製造から5年~7年以内をひとつの買取目安にしていまして、品目によっては正常に動作すれば年式に関係なく買い取らせていただく場合もあります。買取価格については、市場価格やその店舗の在庫、過去のハードオフグループでの買い取り実績などを参考に、総合的に判断して決めております。」

「ただし当社グループでは、店舗や担当者によって買取金額が異なるケースもあります。店舗の在庫や買取を強化している品目の状況、地域性などによって変動することは珍しくはありません。画一的ではありませんが、逆にそこが面白さでもあるとお客様にご認識いただけますと幸いです」

現在ハードオフコーポレーションは各利益とともに売上高が過去最高を記録。
競合のブックオフグループホールディングスやゲオホールディングスも業績好調が続いている。

「過去には『Yahoo!オークション』などのネットオークションや、『メルカリ』などのフリマアプリの台頭により、市場にも若干の影響がありました。ですが、最終的にはそれらのネットビジネスの登場によって、若年層を中心にリユース市場全体の拡大につながったと認識しています。」

アプリでの手軽な買取もハードオフの強みだが、「ハードオフにしかない」強みとは何だろうか。

「当社では『ジャンク品』の取り扱いが名物のひとつです。カメラ、テレビ、ゲーム機といった黒物家電を扱うハードオフ店舗で、動作不良や部品欠品の商品を『ジャンク品』として買い取り、販売しております。一見すると、商品価値が低いように見えますが、ご自身で修理をされたり、まったく別の用途に使ったりなど可能性は無限大で、人気コーナーとなっております。リモコンだけ、ケーブルだけなどでも、捨てずにお持ちいただければ、必要としている方にお届けすることができるかもしれませんので、ご不要品はぜひ捨てずにお持ちいただけたらと思います。」

家に放置されている「一見捨てるしかないもの」も、実は買い取ってもらえる可能性大。
捨てる前にハードオフに持ち込んでみてはいかがだろうか。

以上、Business Journalからお届けしました。

ハードオフ、4年着たユニクロ服も買い取る理由…「他社より安い」は本当? | ビジネスジャーナルハードオフ、4年着たユニクロ服も買い取る理由…「他社より安い」は本当? | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部