2024/4/2 15:21

「謎の牛乳」が一部スーパーで売られる…「ライフで売ってた」「日本では未開拓」「大きなトレンドになる」

牛乳

カネカは3月19日に「オーガニック生乳でつくった有機牛乳」(1000ml、税抜き498円)を発売、大手食品スーパー・ライフの一部店舗で先行販売を始めた。

同商品の特長は大きく2つ。
ひとつは有機JAS認証を受けたオーガニック製品であること、もうひとつは「A2ミルク」を100%使っていることだ。

A2ミルクは日本ではまだ馴染みのない名前だが、オーストラリアやニュージーランドを中心に、健康上のメリットが多いとして急速に市場拡大している。

健康効果の一番の特長は、消化のしやすさだ。
牛乳を飲むとおなかがゴロゴロするという人でも、A2ミルクなら大丈夫だとされる。

牛乳に含まれるタンパク質には、実はA1型とA2型がある。

例えば、日本の乳牛の大半を占めるホルスタインはA1型が多い。
A2型の牛から搾った牛乳は人間の母乳に近いのでおなかにやさしいといわれている。
また、たんぱく質、カルシウム、必須ビタミン、ミネラルが豊富などの栄養学的な利点があるとの報告もある。

カネカはA2ミルクを使ったヨーグルトを昨年3月に発売。
今回のA2ミルクの有機牛乳は第2弾になるが、A2ミルクの牛乳が一般量販店で販売されるのは、日本では初めてだ。
それだけに、希少性の高かった商品が今後は日本でも大きなトレンドになると注目されている。

ライフは、身体に優しい素材や製法、健康や自然志向に合わせたプライベートブランド「BIO-RAL」(ビオラル)商品を展開しており、コロナ禍以降の健康志向の高まりから、好調な売り上げを見せている。

オーガニック牛乳に関しては、複数社から発売されているものの、一定の供給能力を持つ商品は実はそれほど多くない。
A2 ミルク商品に関しては、オーガニックよりもさらに少なく、市場としてはほとんど未開拓。
「オーガニック」&「A2 ミルク」の商品は、市場内に同一商品が存在しないオンリーワンの商品が500円を切る価格は、値ごろ感のあるプライシングだ。

今後の売れ行きに注目が集まる。

以上、Business Journalからお届けしました。

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編集者:いまトピ編集部