「ボロ家社宅」に「給料減額」いなば食品、釈明コメントが「意味不明な日本語」「亡くなった人に責任押し付け」「ヤバい同族企業の典型」
Amazon雨漏りする“ボロ家”社宅への入居強要に、実際の給料が募集要項に提示されていた金額より3万円減額。
一般職の入社予定者の9割が入社を辞退したと11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に報じられている「いなば食品」。
12日には公式サイト上に反論コメントを掲載したのだが、そのコメントが話題を呼んでいる。
前出「文春」記事によれば、一般職での入社予定者は事前説明とは異なり雨漏りがするボロ家の社宅で2~4人で共同生活をするように強要され、募集要項には給与が22万6000円と記載されていたにもかかわらず、内定後に確認すると19万6450円だと告げられたという。
このほか、会社情報の口コミサイト上では、社員がオーナー一族の家族のお世話や家事をやらされたり、古い独身寮に入ることを強制させられたり、なぜか「揚げ物」を食べることを禁止されているといった情報も多数みられる。
そんな中、物議を醸しているのが、「由比のボロ家報道について」と題する以下の見解コメントだ。
<実は、10月26日に間質性肺炎の急性増悪で緊急入院し、1月10日に死亡、2月1日に社葬となった副社長で、いままで本件の一切の担当責任者だった総務部長がこの入院期間中の詳細な指示が酸素吸入による呼吸困難でほぼできず、空白となってしまいました。会社は3月15日付で新総務担当を急遽任命したものの改修自体に残った期限に余裕がなく、修正が極めて遅れました点、心よりお詫びいたします。いままでシェアハウスの改修のほぼ一切は 逝去した副社長の担当でした。今回職場異動のない新卒一般職の16名の方々がご入社辞退となり、心よりお詫びいたします>
<大変申し訳ありませんが、写真のコンクリート剥き出しの場所は洗濯機置き場で、現在は既に洗濯機が置いてありますので現状の映像は異なっています。今回、工場配属の一般職ご入居の皆さまに対し、十分なご説明を申し上げることができませんでした点を深くお詫びいたします。雨漏りは改修手続きを既に開始しております。また畳の交換も近日実施予定でございます>
<このたび、責任者の死亡により作業指示が大変に遅れ、皆さまに非常にご不快をおかけしています。早急に誠意をもって、早期の改修を完了いたします>
<由比のボロ家・雨漏り住宅と指摘されたシェアハウス1件に関してですが、同地由比のシェアハウス対象物件は計6棟でございます。既に3棟に5名の一般職(転勤のない事務職・工場勤務職)入居者がおり毎日勤務しております。今回の対象は唯一の新規の1棟でした。弊社はこの物件を含め、全てのシェアハウスに関して3月20日~26日にかけ、全家屋の点検・クリーニングを実施、完了しておりました。新卒で、勤務場所に原則異動のない新卒「一般職」社員の各位も新たに上記物件に入居し勤務を開始しております>
<現在今期、新規一般職の社員は合計で43名、辞令で国内外へ異動する総合職の新卒社員55名も弊社に既に入社し、合計の2024年新卒入社済社員は「計98名」となりました。今後、シェアハウス入居者に対しては、ご負担にならないよう実質家賃の請求を0円にて検討し、実施する決意でございます>
このコメントに対し、SNS上では
「日本語が意味不明」
「亡くなった人に責任を押し付けている」
「シェアハウスって書いている」
といった声が噴出。
経営コンサルタントがいう。
「大企業になった今も古い同族企業の風土を引きずったままになっており、今回の不祥事を、真のグローバル企業への脱皮の良い契機にしてほしいです」
以上、Business Journalからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部