『超人気リズムゲーム』今年3月31日にサービス終了「声優たちの雇用問題に」

スマートフォン向けリズムゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!』(スクフェス2)が、今年3月31日にサービス終了を迎えることが明らかとなった。『ラブライブ!』シリーズでは次々と関連アプリが終了しており、《オワコンへの道を辿ってる》とも言われているが、今後いかなる展望が見えているのだろうか。
「スクフェス2」は、かわいらしい衣装を着たスクールアイドルが登場する「スクフェス」シリーズの最新作。「ラブライブ!」シリーズの楽曲をすべて遊べるという触れ込みのリズムゲームだ。
前作『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』は昨年3月31日にサービス終了しており、その後継アプリとして始動されたのが「スクフェス2」という流れ。しかし昨年4月15日のリリースから1年も経たないうちに、サービス終了を迎えることが決定してしまった。
「ラブライブ!」シリーズのアプリとしては、『Link!Like!ラブライブ!』(リンクラ)が稼働しているが、こちらはバーチャルスクールアイドル「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」の活動を応援するアプリで、ゲーム部分は“ミュージカルカードゲーム”となっている。
すなわち「ラブライブ!」シリーズの“音ゲー”は、「スクフェス2」の終了をもって全滅することとなった。
「『スクフェス2』終了の理由については、単純にアプリとしてのクオリティが低かったことや、初代『スクフェス』からの改悪などが指摘されています。しかしそれはそれとして、数年前から『ラブライブ!』シリーズ自体の人気低迷が目立っていることも否定しがたいのではないでしょうか。
シリーズ全体の規模が大きくなりすぎて新規ファンが入りにくくなっているほか、排他的なファンの“民度”もしばしば問題視されています。
昨年12月9日、10日に東京ドームで開催された『アイドルマスター』シリーズとのコラボイベント『異次元フェス アイドルマスター ラブライブ!歌合戦』では、ゲスト出演したVTuberにブーイングが飛ぶ場面もありました。ファンたちが自ら新参お断りの雰囲気を作っているため、衰退も致し方ないのかもしれません」(アニメライター)
「ラブライブ!」シリーズは今年で14年目を迎えた長寿コンテンツ。いつまでもイベントやゲームなどで新たな展開があるため、そのキャラクターを演じる声優は“終身雇用”と言われるほど安泰だとされていた。
しかしここ数年ではアニメ業界全体でリアルイベントの勢いが落ちており、「ラブライブ!」シリーズも決して例外ではない。アプリの失敗もあり、このままいけば声優たちの今後も危うくなってくるかもしれない。
現在「ラブライブ!」発のユニットとしては『Liella!』がブレイクしているが、その扱いはどちらかといえば“アイドル並みにかわいい声優”といったもので、あまりコンテンツの人気には依存していない。
「ラブライブ!」声優たちは、もはや終身雇用などと言っていられない状況になっているのかもしれない、とまいじつが報じた。
編集者:いまトピ編集部