2024/2/21 14:37

龍角散のど飴を紅茶に溶かすライフハック、大好評の裏側で「溶かすべきでない」ものも…

龍角散Amazon

ことの発端は、とあるXユーザーが投稿した1件のポスト。

「熱い紅茶に龍角散のど飴をひとつ入れると、ハーブティーになる」といった内容のポストは、投稿されるや否や瞬く間に話題となり、数日で1万件以上ものリポストを記録する事態に。

Xユーザーからは「知らなかった、やってみよう」「これは良いアイデア」「職場で試してみます」など、称賛の声が多数寄せられていた。

手軽に美味しく喉のケアができるライフハックのように感じられるが、実際の効果はどうなのだろうか。今回は「株式会社龍角散」に件のポストを確認してもらい、詳しい話を聞いてみる。

まず気になるのは、お馴染みの「龍角散ののどすっきり飴」(以下、龍角散のど飴)を「水に溶かして飲む」是非について。

こちらの疑問をめぐり、龍角散担当者からは「同製品は食品のため医薬品と異なり、お召し上がり方は『ご自身の自由』となります。ただ当社では、あくまで飴の剤形の状態での品質確認しか行なっておりませんので、当社ののど飴を紅茶や水などに溶かすことや、溶かした後の品質について何ら責任を負うことはできかねます。ご自身の判断と責任においてお召し上がり頂ければと存じます」との回答が得られた。

のど飴に関しては「ユーザーの好み」に委ねられる部分が大きいが、注意したいのは「溶かすと効果が発揮しにくい龍角散」も存在する点。どのような製品を溶かしてはいけないかというと…。

龍角散の担当者は「医薬品の『龍角散』および『龍角散ダイレクト』は、生薬成分が喉の粘膜に直接付着して効果を発揮する薬です」と前置き。

続けて「そのため水で服用すると、喉の粘膜に生薬成分が付着せず、効果が発揮されにくくなってしまいます。また服用直後に飲食をすると、喉の粘膜に付着した成分が流されてしまうため、服用後15~30分程度は飲食を控えて頂くと、より効果的です」と、注意点を説明してくれた。

なお、「龍角散」や「龍角散ダイレクト」を服用の際に「喉の粘膜に直接」という意識から、喉の奥の方に粉を入れてしまうユーザーも少なくないが、この服用法では咽せてしまう。舌の中央辺りに粉を置き、唾液で溶かしながら飲み込むイメージで服用するのが龍角散イチオシのテクニックなので、ぜひ試してみてほしい。

龍角散担当者は「大前提として、医薬品は定められた用法・用量を守って服用頂くことが大切ですので、服用の際は説明文書をよくお読みになり、正しく服用頂ければと存じます」とも補足していたと、Sirbeeは報じた。

龍角散のど飴を紅茶に溶かすライフハック、大好評の裏側で… 「溶かすべきでない」龍角散あった – Sirabee龍角散のど飴を紅茶に溶かすライフハック、大好評の裏側で… 「溶かすべきでない」龍角散あった – Sirabee

編集者:いまトピ編集部