『情報番組』12年放送も、傍若無人な嫌われMC「何度となく打ち切りが取り沙汰された」

お笑いコンビ・バナナマンの設楽統の嫌われぶりが話題になっているようだ。
フジテレビの平日朝の情報番組『ノンストップ!』などでメインMCを務める設楽は、「週刊現代」(講談社)2月17日号に掲載された、民放キー局のADや制作会社スタッフをはじめ、ディレクター、プロデューサー、カメラマンなどにアンケート調査を行った『現場で嫌われているMCランキング』で1位にランクインしており、同誌の記事では、「天皇と呼ばれる絶対的な存在」など現場でのその傍若無人ぶりが紹介されているとのこと。
設楽といえば、過去にも女性誌や写真週刊誌など複数のメディアでスタッフへの厳しい指導や王様ぶりが報じられてきたが、一方で、テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが発表している『テレビ番組出演本数ランキング』で23年上半期、22年および21年の年間でそれぞれ1位に輝くなど当代きっての売れっ子タレントと言える存在。
報道のごとく現場での評判がすこぶる悪ければ、ここまでさまざまな番組で重宝されることもなさそうだが、バラエティー番組を手掛ける放送作家は
「確かに設楽さんは時に番組スタッフに厳しい態度で接することもあります。ただ、それは少しでも番組を良くしようというプロ意識や責任感の表れでもあり、そんな設楽さんを慕っているスタッフや共演者も多いですからね。結果、長く続いている番組も多いですし、一様に嫌われ者扱いされるのは不憫な気もします」
と語る。
実際、『ノンストップ!』はこれまで何度となく打ち切りが取り沙汰され、近年では『とくダネ!』や『直撃LIVE グッディ!』、『バイキング』といったフジの長寿番組が歴史に幕を下ろす中、いまだに12年近くも放送を続けているという。
それでは何故、設楽はメディアが報じる“嫌われMC”の常連と化しているのか?
「他の番組のスタッフからはそこまで悪い評判は聞いたことがないですし、よくあることですが『ノンストップ!』に関わったことがある一部のスタッフが設楽さんのことを悪し様に言っている可能性は高いと思います。と言うのも、あの番組はかなりの低予算で制作されていて、スタッフの労働環境は他の番組に比べてかなりハードですからね。そうしたストレスのはけ口としてMCの設楽さんがやり玉に挙げられているのではないでしょうか」(前出の放送作家)
確かに、番組の内容や同番組のスタジオのセットのチープさ、レギュラー出演陣の顔ぶれなどを見てみると、他の情報番組や報道番組に比べて制作費やギャラが抑えられている観もあるようで、同局の局員も
「『ノンストップ!』ももう少し番組予算があれば設楽さんにしても、現場スタッフにしてもあそこまでピリピリすることはないんでしょうけどね。もっとも、ウチの局上層部としては低予算ながらもそれなりに健闘しているということで、MCの設楽さんに対する評価は高く、それが10年以上も番組が続いている要因でしょう」
と語る。
どれだけ“嫌われ報道”があったとしても、設楽の同番組のMCの座は今後も安泰のようだと「日刊サイゾー」が報じている。
編集者:いまトピ編集部