『超人気サンドイッチチェーン』200店舗の大量閉店「92年に初上陸」「注文が面倒くさい」

2019年に、4年半の間に約200店舗に及ぶ大量閉店が行われたことが報道され、その経営状況が危ぶまれていたアメリカ発のサンドイッチチェーン「サブウェイ」。しかし、23年9月には、約4年ぶりとなる群馬県内への再出店、12月には京都府内、長崎県内にそれぞれ約4年ぶり、約6年ぶりとなる再出店を果たすなど、再び勢いを盛り返しています。そんな中、今度はおよそ四半世紀ぶりとなる限定メニューが復活したと聞き、その味を確かめるべく、取材に訪れました。
※価格はすべて税込
※メニューや価格は2024年3月20日時点の情報です
※店舗によって取り扱いがない場合もあります
※最新情報は公式サイトをご確認ください
その商品とは、3月19日から販売されている期間限定メニュー“3種のごちそうハムサンド”のうち、「トリプルミートBMT」(550円)というメニュー。BLTならぬBMTとは、同チェーンの公式サイトいわく「Biggest Meatiest Tastiest(一番大きくて一番お肉たっぷりで一番おいしい)」の略であり、アメリカをはじめとした各国では、1975年から半世紀近く定番メニューとして親しまれているようです。
日本では、92年に同チェーンが初上陸した際のメニューの一つであり、その後定番メニューから外され、今回がおよそ四半世紀ぶりの再販とのこと。“復活”を果たした今だからこそ、こうしたメニューをリバイバルさせるという判断をしたのかもしれません。
そんなトリプルミートBMTの実力を確かめるべく注文に向かいます。筆者は以前勤務していた会社の近くにサブウェイがあったので、それなりに通っていたのですが、それ以降はあまり行く機会がなかったため、恐らく4~5年ぶりとなる同チェーンでの食事となりました。
その際、ふと心配になったのは「サブウェイって結構、注文が面倒くさかったよな……」ということ。サブウェイでは、サンドイッチのパンの種類や野菜、トッピングの追加、ドレッシングなどの多くの項目について無料、有料それぞれのカスタマイズが細かに可能となっており、注文の際にそれを店員さんに伝えたあと会計に進むというのが一連の流れとなっています。
同じような方式であるコーヒーチェーンの“スタバ”こと「スターバックスコーヒー」や、ガッツリ系ラーメン店の「ラーメン二郎」などと同じく、慣れない人にとっては、この部分が行くのがためらわれる“入店の壁”になると以前から指摘されていました。
同チェーンでは、そうした注文の難しさを緩和するために、先払いで注文した後にカスタマイズを行う方式(後払いだと落ち着いて注文ができないという声に応えたそう)や、タッチパネルでのセルフオーダー方式の導入などを行う店舗が増えつつあります。
しかし、今回訪れた複合商業施設のフードコートにある店舗では従来のオーダー方式であったため、若干不安な気持ちとともに注文を行いましたが、わからないところやオススメについては、店員さんが詳しく説明してくれたため、円滑に注文を行うことができました。とはいえ、店員さんに逐一注文の仕方などを聞くこと自体が苦手な人もいるでしょうし、上記のタッチパネルなどの方式がさらに広がっていくことが望ましいのではないでしょうか。
味のレベルに関していえば、まさに文句のつけようがなかった「トリプルミートBMT」。筆者のポカにより、最初は想定外の食べ方をしてしまったにもかかわらず、その段階ですらかなりおいしかったという点も特筆すべきことだと思います。
サブウェイがかつての不調から完全復活を遂げたのも、こうしたハイクオリティな味に支えられてのものだといえるのではないでしょうか。
注文の煩雑さへの対策は、これからより多くの店舗で実施されると考えられますし、「近くにあるけどなんとなく注文が難しいし……」という気持ちで同チェーンに足が向かなかった人にも、ぜひこのおいしさを試してもらいたいと思った次第です。
ただ、ドレッシングに「ビネガー&オイル 塩・こしょう」をチョイスする際には、オイルとビネガーが別添えになっている点に気をつけてくださいね、とサイゾーウーマンが報じている。
編集者:いまトピ編集部