2024/3/31 08:38

『冠番組』ひっそり終了していた「これで通用しなかったら辞めます」宣言していた

テレビ

今月末で放送作家引退を宣言している鈴木おさむ氏が、3月28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に登場。作家でタレントの阿川佐和子との対談で、SMAP解散以降の自身について「放送作家としてはすでに死んでいた」などと振り返っている。

 バラエティ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)をはじめSMAPの番組に数多く携わってきた鈴木氏は、前出の対談で、放送作家をやめようと思ったきっかけを「SMAPの解散」と説明。

2016年末をもってSMAPが解散した後、自身がなんのために頑張っているのかわからなくなったという鈴木氏は、「SMAP解散後、ずっと僕は亡霊だった」と形容。その後、19年に放送作家を50歳でやめる決意をしたと語っている。

 近年の鈴木氏といえば、5人組YouTuber・コムドットのテレビ進出をバックアップしており、昨年4月にレギュラー放送が開始したコムドットの冠バラエティ番組『コムドットって何?』(フジテレビ系)も鈴木氏が担当。

 同5月に放送された同局トークバラエティ番組『ボクらの時代』で、コムドットのリーダー・やまとと共演した鈴木氏は、「コムドットを使うのはテレビにとってすごい実験。これで通用しなかったら辞めますよ」と宣言。

 自身の放送作家人生をかけてまでも、コムドットをテレビでブレークさせたい覚悟を見せていたが、実は数年前からやめることを決めていたようだ。

また、“鈴木おさむ×5人組男性グループ”の組み合わせから、どことなく『SMAP×SMAP』を彷彿とさせる『コムドットって何?』だが、今月11日深夜の放送回で番組が終了。事前に報じるメディアもほぼなかったため、ネット上では「え、いつ終わったの!?」と驚きの反応も見られる。

 なお、これまで52回放送された同番組は、最終回で「コムドット5人旅!本音告白&衝撃の展開が!?」と題した企画を放送。これまた『SMAP×SMAP』の伝説の企画“5人旅”を彷彿とさせた。

 ひとまずテレビのレギュラーは消滅したコムドットだが、一方で自身が総合プロデュースを務める東京ドームでのイベント『Creator Dream Fes 2024 ~produced by Com.~』の開催を8月10日に控えるなど、多方面で活躍を見せている。

 しかし、YouTubeのチャンネル登録者数は380万人と、昨年12月時点と比べても変わっておらず、頭打ち感も漂っているようだ。

 テレビ進出を目論むコムドットに、ブレーク前夜のSMAPを重ねているようにも見えた鈴木氏。コムドットはYouTuberとテレビの架け橋になるかと期待されたが、かつてのSMAPのようにバラエティ番組で大活躍するのは、なかなか難しいのかもしれない。と日刊サイゾーは報じた。

フジテレビ『コムドットって何?』ひっそり終了…5人がSMAPになれなかったワケ|日刊サイゾー フジテレビ『コムドットって何?』ひっそり終了…5人がSMAPになれなかったワケ|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部