『冠番組』最終回が「明らかに異様」まったく普通じゃない
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29日深夜、3月末で解散が決まっている和牛の冠番組『和牛のモーモーラジオ』(文化放送)が最終回を迎えた。
昨年12月に解散が伝えられ、以降の漫才出番はすべてキャンセル。『モーモーラジオ』は、貴重な和牛のコンビ活動の場として継続していたが、当の3月末を迎えていよいよ終了となった。
解散報告があってからというもの、『モーモーラジオ』には常にゲストが呼ばれていた。バイク川崎バイクや見取り図などの芸人仲間が出演し、まるで何事もなかったかのように「通常モード」での放送が続いたが、和牛が2人きりでの会話を避けようとしているのは明らかだった。
この日の最終回も、2人のコンビ結成のきっかけになったバイクと、ユニット「アキナ牛シュタイン」で活動をともにしてきたアインシュタインがゲスト出演。「アキナ牛シュタイン」の前身である「ソーセ牛シュタイン」が結成されたのは15年前だ。バイクとアインシュタインは、和牛というコンビの芸歴のほぼすべてを見てきた芸人である。和牛のキャリアのハイライトだった『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で、アインシュタインはずっと準決勝で涙をのんできたし、バイクはずっと前説をしていた。
そんな5人が、他愛もない話をしている。マッチングアプリがどうした、我々のころはいかがわしいものだったよな、出会い系とか呼ばれてな。『モーモーラジオ』の最終回で、そんな話をしているのだ。普通に笑っているのだ。まったく普通じゃない放送なのだ。
残り数分になって、ようやくバイクが切り出す。ここまでずっと、バイクが会話を回している。川西賢志郎がいかにも流暢に話し始める。
「約5年半ですかね、みなさん聞いていただいてありがとうございました。今後はわかりませんが、文化放送さんに来ることはあるかもしれへんしね、アインシュタインのラジオもね、文化放送で引き続きやっていきますし、文化放送でバイク川崎バイクもけっこうお仕事してますしね、そのへんも聞いていただけたらと」
川西から、和牛に関しての言及はない。しびれを切らしたように、バイクが催促する。
「なんか一言ずつくらいちょうだいよ、最後に。別にいいこと言わんでいいから、マジで」それはすべての和牛ファンの思いを代弁する言葉だったはずだ。何か一言くらい、マジで。「今、それを言うてたやん」それが川西の答えだった。文化放送でアインシュタインとバイクのラジオを聞いてくれ。それ以上、何も言うことはないということだ。
水田信二には、発言の間すら与えられなかったと日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部