『チェーン店』業績絶好調「コラボメニュー」店舗数は減少も過去最高18億2800万円を記録

すっかり春らしくなった今日この頃。暖かくなると食べたくなるのが「アイスクリーム」ですよね。スーパーやコンビニでも手軽に購入できますが、先日、街を歩いていると、アイスクリーム専門チェーン・B-Rサーティワンアイスクリームに行列ができているのを発見! 人気の理由を探るべく、実食して考察しました。
アメリカ発の世界最大級のアイスクリーム・パーラー・チェーンであるバスキン・ロビンスと、洋菓子チェーン・不二家の合弁会社「B-Rサーティワンアイスクリーム」(以下、サーティワン)。
公式サイトによると、24年4月8日時点は1010店舗まで減少しているものの、23年12月期の売上高は、前期12.4%増の247億6000万円、営業利益は7.0%増の18億2800万円という過去最高を記録。
また、23年度は売上高・国内総小売売上高・一店舗当たりの小売売上高が過去最高を記録し、28ヶ月連続で既存店売上高増を達成、月間最高小売売上高を12カ月中8カ月更新など、昨年更新した記録をさらに塗り替えたそう。
実際に店舗を訪れてみると、業績絶好調の理由を実感しました。
14年9月にリリースされた公式アプリ「31Club」では、お得なクーポンが配布されています。アプリをダウンロードし、会員登録を済ませることで、以下のクーポンを受け取ることができるんです。
(1)誕生日月の1日に配布される「バースデークーポン」
(2)自分で設定できる「アニバーサリークーポン」
(3)持ち帰り商品限定の「おうちでサーティワンの日」
(4)店頭配布のクーポン券
サーティワンでは、これまでアニメ『ドラえもん』や『ポケットモンスター』をはじめ、『スーパーマリオ』や『スプラトゥーン』などのゲーム、サンリオのキャラクターや映画シリーズ『ハリーポッター』など、さまざまな人気コンテンツとのコラボキャンペーンを実施。
また、20年からCMキャラクターを務めているHey!Say!JUMP・山田涼介とのコラボメニューを販売するなど、幅広い層に向け、趣向を凝らした企画を行ってきました。
現在は、5月8日までの期間限定で劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』とのコラボキャンペーンを実施中。数量限定で下記の商品を展開しています。
・新フレーバー「江戸川コナンのヨーグルベリーアイス」
(ブルーベリー風味ソルベと、ヨーグルト風味のアイスクリーム、赤いパチパチキャンディー)
※一部店舗では、5月31日までの取り扱い
・「名探偵コナン ダブルカップ」(カップの絵柄は全3種類)
スモールダブル:各510円、レギュラーダブル:各760円
※好きなアイスクリームを2個選択
・「怪盗キッドのジュエルサンデー」(アクリルフィギュアコースター付き)
1,150円
※好きなアイスクリーム(スモールサイズ)を2個選択
・「名探偵コナン アイスクリームセット」(9個入り、トートバッグ付き)
スモール:3280円、レギュラー:4180円
※好きなアイスクリームを9個選択
「怪盗キッド」は女性人気の高いキャラクターからか、ぱっと見た印象で、コラボ商品を購入していた人は、10~30代の女性が多かったように思います。
ただ、店内は前述の「春の選べるクーポン券」を手にしたお子さん連れのママや、公式アプリのクーポンを提示している学生らしきグループ、モバイルオーダーをして並ばずにぱっと注文商品を受け取って帰る人など、客層はさまざま。テイクアウトする人が何組もいたことにも驚きました。
そして、顧客の幅広いニーズに対応しているからこそ、業績を伸ばし続けているんだなと納得。
サーティーワンがどんな進化を続けるのか、お得なクーポンの配布を楽しみに待ちながら、今後も注目していきたいと思います。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部