2024/4/25 19:17

水原一平、大逆転か

疲労

違法賭博胴元に送金したとして、銀行詐欺容疑で米連邦検察から訴追された水原一平容疑者。有罪となれば、最大禁錮30年が予想されるが、意外なことに「3~5年の懲役刑で保護観察付きの執行猶予」となり、収監されない可能性が出てきた。

米国の出版エージェントによると、水原容疑者はこのような事態を覚悟し、年初から『Ohtani’s interpreter=大谷の通訳者』の題名で、違法スポーツ賭博の回顧録を書き溜めていたという。

水原容疑者が依頼したマイケル・フリードマン弁護士は、ロサンゼルスでトップ5に入る実績を誇る。元連邦検察官の〝ヤメ検〟で、こうした刑事事件にめっぽう強い、やり手だと評判だ。

「おそらく、水原容疑者は早い時期から、フリードマン氏に相談していたのでしょう。授かった法廷戦術は二つ。一つは司法取引で罪を告白し、捜査に全面協力する。もう一つは、違法賭博とギャンブル依存症の恐怖体験を赤裸々につづって本と映画で独占契約を結び、その収益を大谷が窃盗と訴える24億5000万円の弁済に充てる。そうすれば、陪審員と裁判官の心証がよくなる。有罪になっても懲役5年までなら、執行猶予を勝ち取れる。何より、本も映画も公共の利益に資する内容のため、司法当局も反対できない」(地元紙記者)

入手した『Ohtani’s interpreter』の筋書きを、ざっくりと紹介すると、ストーリーは二重構造となっている。

米国の裁判では、有罪か無罪かを判断するのは裁判官ではなく、市民から選ばれた陪審員(6~12人)。評決は全員一致が求められるため、1人でも同意しないと被告を有罪にできない。そして無罪になると検察官には上訴権がなく控訴できない。

米3大ネットワークの司法記者は「水原容疑者は、ある意味被害者。同情すべき点があり、全員一致は難しい。無罪の可能性がある」と話す。

水原容疑者は、違法賭博の胴元とのメールのやり取りをする中で、支払いが遅れていることについて「暗号通貨で巨額を失った」と釈明している。検察側もこの投機が違法賭博に走った発端とみている。

昨年、チャールズ国王の次男ヘンリー王子が英王室のスキャンダルを暴露した自伝『スペア』を出版。夫人で女優のメーガン妃と共にNetflixのドキュメンタリー『ハリー&メーガン』に出演するなどして数百億円を稼ぎ出した。

これには到底かなわないが、スポーツ選手で史上最高「10年総額1015億円」でドジャースと契約した大谷の元通訳。雇い主の預金口座に3年にわたって不法アクセスを繰り返し、違法スポーツ博打の胴元へ送金し、すべて溶かしてスッカラカンに。

滅多に現れない「スーパーヒール」だけに注目度は高く、出版界や映画界から打診が殺到しているとweekly-jitsuwaは報じた。

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編集者:いまトピ編集部