打ち切りか「週刊少年ジャンプ」に掲載中も、突然、全削除
物語が佳境を迎えている『ONE PIECE』『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』が、「週刊少年ジャンプ」(すべて集英社)誌上で人気1位争いを繰り広げている一方で、一部の読者から注目を浴びているのが“ドベ3”と呼ばれる巻末掲載の3作品だ。
「ジャンプといえば“友情・努力・勝利”の三原則が有名ですが、もうひとつ『アンケート至上主義』であることも知られています。確かに以前ほど厳格な至上主義ではないものの、基本的にはアンケート人気上位の作品が前半に、下位の作品が後半に掲載されています。必然的に、“打ち切り候補”である巻末3作品は好奇の目にさらされるというわけです」(芸能ライター)
GWに発売された22・23合併特大号では『Dear Anemone』が巻末で掲載されていたが、作者である松井琳氏のSNSに“異変”が起きたという。
「松井氏のSNSから『Dear Anemone』関連のツイートが突然、全削除されたようなのです。連載中の告知ツイートまで消されていることから、編集部から打ち切りが通告され、自暴自棄となって削除したのでは、とネットをザワつかせています。同作は今年2月に始まったばかりで、本当に終了するのだとしたら、3カ月持たずの高速打ち切りとなる。しかも、7月4日に発売される単行本1巻のセールスを見るまでもないと判断されたわけですから、作者の心中を察するばかりです」(サブカルライター)
この異変について、ネット上では「松井琳さんがディアアネモネに関するつぶやきを全部消したのは、ファンに対してとんでもない裏切りでは?」「打ち切りを糧にできない奴は成長しない」「真面目にメンタルが心配なんだよな…」との声も……。
「松井氏は『僕のヒーローアカデミア』の作者・堀越耕平氏のアシスタントを務めていたと言われていますが、堀越氏のアシスタントといえば、2021年にジャンプ誌上で『レッドフード』を連載した川口勇貴氏もわずか18話で打ち切りとなっています。
もっとも堀越氏自身、ジャンプで2回の打ち切り経験があり、そこから這い上がって『ヒロアカ』をヒットさせています。松井氏の画力については高い評価を得ていますから、仮に打ち切りだとしても、腐らずにぜひ次作でリベンジしてもらいたいですね」(前出・サブカルライター)
4月15日発売号では『東京卍リベンジャーズ』(講談社)の和久井健氏が移籍し、新作 『願いのアストロ』が鳴り物入りでスタート。しかし、第3話で大きく掲載位置を後ろに落としている。
ジャンプで連載しているだけで十分凄いことだが、天才同士の競争に勝ち抜くのはそれ以上に厳しいということのようだと日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部