2024/5/26 18:13

大谷翔平、加熱する報道

野球

ドジャースに移籍した今シーズンも、序盤から打撃が好調な大谷翔平。昨年同様、ホームランを量産するだけにとどまらず、今年は首位打者を狙えるペースでヒットを打っている。

その活躍に比例するように、日本のネットニュースでは大谷に関する記事が連日多数配信され、地上波のワイドショー・情報番組でもその一挙一動に長い時間を割いている。報道の内容も単なる試合での活躍に関するものだけでなく、ベンチでの行動やチームメイトとのやり取り、普段のファッションなど多岐に及び、ときには凡退しただけなのに、それがニュースになることすらある状況だ。
日本のメディアにおいて大谷関連のニュースがあふれているのは、それだけ大谷に対する関心度が高いからではあるが、さすがにエスカレートしすぎたのか、最近では過剰な大谷関連のニュースに対する批判の声も増えている。

ためしに大谷関連記事のコメント欄を見ると、〈大谷大谷毎日鬱陶しいんだよ〉、〈もう飽きた〉、〈大谷選手の名前を出したらPVを稼げるからって何でもかんでもニュースにしすぎじゃない?〉など、量産される大谷関連ニュースに対する批判的な投稿も目立つ。

大谷関連の記事でページビューを稼ごうとするネットメディアへの風当たりが強くなっている状況だが、だからといって大谷関連の記事がすぐさま減少するようなことはなさそうだ。とある週刊誌記者はこう話す。

「単純に関心度が高いだけのネタよりも、支持する人々と“アンチ”がそれぞれ一定数いる題材を扱った記事の方がネットでは盛り上がりやすいんです。これまで大谷については圧倒的に支持する人々が多く、アンチはあまりいなかった。ただネットメディアやワイドショーが過剰なまでに大谷を扱ってきた結果、“大谷関連記事のアンチ”が出てくるようになったわけです。
さらに、その延長線上には、大谷本人へのアンチも増えていくでしょう。支持する読者だけでなくアンチまでをも呼び寄せることができるので、ネットメディアとしてはむしろおいしい状況でもあります」

また、一定数のアンチがいることで、逆に大炎上を防げる効果もあるというと日刊サイゾーは報じた。

大谷翔平、加熱する報道にアンチ増殖中も…ネットメディアの本音は「むしろ歓迎」のワケ|日刊サイゾー 大谷翔平、加熱する報道にアンチ増殖中も…ネットメディアの本音は「むしろ歓迎」のワケ|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部