2024/6/5 09:40

第9話『ドラマ』次回最終回だが「緊迫感も納得感もない」何が何だか分からないまま

びっくり

ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(第9話)、いよいよ主人公がラスボスとして登場した父親と対決することになり、「いろいろ不満もあったけど、このダースベイダーvsルークがおもしろくさえあれば、すべて許そう」と思っていたところだったんですが、感想としては「ダメだなぁ」でした。

 悠久のときを超えて人類を惑わせてきた「悪魔の鍵」をめぐるストーリーなわけですが、その設定はもはや何が何だかわかりません。

 99本のすべてを手にすると、すべてが手に入るとのことでしたが、謎の組織グングニルと照朝パパ(吉川晃司)が手を組んで、その99本を集めて世界に新しい秩序を作るという。

 そして、その鍵を99本集めるために、そのうちの何本かを「鍵に選ばれし者」に配って、それを集めてトーナメントをやって、集まったらG20サミットに攻撃を仕掛ける。

 そのためには人口が半分になってもいいとか、過去との訣別とか、そういうなんだかおどろおどろしいワードは出てくるわけですが、この「悪魔の鍵」の設定や取得目的がどうにも右往左往しているので、物語そのものに緊迫感がない。
 
 父がグングニルに殺されたふりをして寝返り、グングニルと行動を共にすることにした理由もよくわからないし、その父がグングニルから「ガイド様」とか呼ばれて崇拝されているのもよくわからない。

よくわからないものをビシっとした演出とビシっとした演技で見せられている。もうツッコミは原作者の方がXで的確にしてらっしゃるので、そこらへんは遠慮していいところを探そうと思って見ているのですが、ドラマの方から理解を拒絶されている状態ですので、もうそこは「そういうもんだ」で目をつぶるしかないんです。結果、けっこう長い時間にわたって目をつぶらなければならなくなるのです。

 次回が最終回だそうです。何を見ればいいのか、これから一週間ゆっくり考えたいと思いますと日刊サイゾーは報じている。

『アクマゲーム』第9話 もう誰が何を言っているのか全然わからない|日刊サイゾー 『アクマゲーム』第9話 もう誰が何を言っているのか全然わからない|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部