2024/6/16 09:10

『めざまし8』批判が相次ぐ

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6月6日~12日の1週間にAsageiBizで配信し、大きな反響を呼んだ記事を紹介する。「老後資金に4000万円必要」との試算も飛び出し、悲鳴をあげる中高年層の泣き面に蜂。朝の情報番組「めざまし8」解説者による年金説明が、高齢者の気持ちをいちいち逆なでするとして批判が相次いだ。(初公開は6月7日)

「死ぬまで働けってか」「年金じゃ生活できないから自助努力ってか」などと悲嘆の声が寄せられたのはフジテレビ系「めざまし8」。6月5日放送回のワンコーナー「News わかるまで解説」で年金問題を取り上げたのだが、その内容が物議を醸している。

 6月から支給される2024年度4月分と5月分の公的年金は、物価高などの影響もあり、昨年度比で2.7%増。第1号被保険者は1750円アップした6万8000円を受け取る計算になる。しかし、物価の変動率は2.7%を上回ることから、実質は「目減り」した状態となっていることを伝えた。

「番組では年金受給の年齢を繰り下げるなど、受給額を増やす方法について解説。平均寿命で亡くなると想定した場合、最も良い受給開始年齢は男性が67歳、女性が70歳とのことでした。ただし、この数字は単純計算によるもので、今後の医療費の窓口負担の増加、国民健康保険や税金の増額などを想定すると、必ずしもこの年齢がベストではないとか。司会の谷原さんが専門家の佐藤氏に『いくつぐらいですか?』と尋ねると、返ってきた答えは『少なくとも70過ぎくらいでいいんじゃないですかね』というもの。谷原さんは現在65歳の風間晋解説委員に『頑張って働きましょう』と励ましの声をかけていましたが、これにも《死ぬまで働けってか》《死ぬまで働く自助社会》といった反応が寄せられていました。佐藤氏の解説はとてもわかりやすかったのですが、視聴者には“政府の回し者”のように捉えられてしまったのかもしれません」(メディア誌ライター)

 今後も物価が上昇を続ければ、4000万円もの老後資金が必要との試算もある。高齢者に限らず、国民がこれだけ多くの不安を抱えていれば、景気が上向かないのも当然かもしれない。とアサ芸ビズは報じた。

「めざまし8」年金解説が大不評「高齢者が遊んで悪いか」「死ぬまで働け?」【AsageiBiz週間BEST】  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ「めざまし8」年金解説が大不評「高齢者が遊んで悪いか」「死ぬまで働け?」【AsageiBiz週間BEST】 | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部