2024/6/16 10:19

『ドラマ』裏切り「最終回直前の重要回」バッドエンドを予感されるエンディングに

テレビ

バッドエンドを予感させるエンディングになった――。

 6月9日、日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)の第9話が放送された。最終話直前の重要回とあり、冤罪証明につながる前向きなストーリー展開を期待していた視聴者も多いはずだ。しかし、エンディングで待っていたのは仲間の裏切りと、主人公・明墨(長谷川博己)の逮捕だった。

第9回エンディングでは、チーム明墨が勢いを取り戻した直後、明墨は緋山(岩田剛典)が関わる殺人事件の証拠隠匿罪で逮捕されてしまう。明墨たちが隠し持っていた緋山の証拠を、パラリーガル・白木(大島優子)が伊達原に“献上”したからだ。チーム明墨の“元気印”によるまさかの裏切りに絶句。ただ、筆者はこれも明墨の策略だと見ている。

 明墨は自身が裁かれる証拠隠匿罪の裁判に、伊達原を担当検事としておびき寄せようとしていたのではないだろうか。さまざまな事件で無実を証明し、世間から知られる存在となった明墨が裁かれるとなれば、トップニュースになることは間違いない。多くの人が動向を見守る場で、明墨は自身の証拠隠匿を認めるとともに、伊達原の証拠隠匿を糾弾しそうだ。志水を死刑囚にしてしまった者同士、一緒に地獄へと堕ちていく覚悟なのだろう。

明墨が連行される直前に紫ノ宮(堀田真由)、赤峰に言った「あとは任せる」という言葉。これは明墨が伊達原の不正を暴いた後、志水の再審を「2人に任せる」という意味だと筆者は受け取った。明墨の清濁併せのむ弁護スタイルを叩きこまれた2人の若手弁護士は、クールな若者から一転、正義に燃える熱い弁護士へと成長した。最終話では明墨と伊達原の対決、志水の再審の行方とともに、司法の未来を担う若者たちの行く末にも注目したい。と日刊サイゾーは報じた。

明墨はあえて逮捕された――『アンチヒーロー』ついに最終話、明墨と伊達原が法廷でついに激突!|日刊サイゾー 明墨はあえて逮捕された――『アンチヒーロー』ついに最終話、明墨と伊達原が法廷でついに激突!|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部