2024/6/16 18:19

【発表】来年1月をもって引退へ

疲労

車体が黄色であることから「ドクターイエロー」と呼ばれる「新幹線電気軌道総合試験車923形0番代」が車体の老朽化を理由に、来年1月をもって引退すると、JR東海が発表した。

ドクターイエローはJR東海とJR西日本が1編成ずつ所有し、東海道新幹線と山陽新幹線の路線や設備の点検を行っている。JR西日本のドクターイエローは、2027年以降に引退する。
運行時間が明らかにされていないことから「見たら幸せになれる」「幸運を呼ぶ」として、鉄道ファンだけでなく一般の人にも人気の車両だ。

長年の活躍をねぎらい、引退までに車両基地での撮影会や、体験乗車といったイベントを開催し、関連グッズの販売を行うと発表された。どうしてもドクターイエローを見たい人にとっては、これがチャンスだと、鉄道ライターは言う。

「ドクターイエローの運行情報は公開されていないため、狙って撮影したり、見ることはできません。SNSを常にチェックして、目撃情報をもとに駆けつけるしかないんです。ですが、体験乗車イベントの運行日と発着時間は明らかになるはず。まさに最後のチャンスです」

現在のドクターイエローに代わる新たな車両の登場が期待されているが、後継車両は残念ながら登場しない。JR東海によると、引退後の検査には、2027年からN700Sに導入される営業車検測機能を使う予定だという。ドクターイエローの消滅は残念だが、新幹線電気軌道総合試験車が消えてしまうわけではない。

「JR東日本は『新幹線E926形電車』という新幹線電気軌道総合試験車を所有しています。車体は白をベースに赤いラインで、黄色ではありませんが、鉄道ファンの人気は高い。JR東日本の新幹線と北海道新幹線の検査を行っていますので、運がよければここで見られるかもしれません」(前出・鉄道ライター)

まずは撮影会や体験乗車といったイベントの発表を待ちたいとアサ芸プラスは報じた。

幸運を呼ぶ新幹線点検車両「ドクターイエロー」が引退!「撮影会と体験乗車」は必ず見られる最後のチャンス | アサ芸プラス幸運を呼ぶ新幹線点検車両「ドクターイエロー」が引退!「撮影会と体験乗車」は必ず見られる最後のチャンス | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部