2024/6/17 16:07
大量閉店、現在は70店舗弱まで縮小「名物」も今年8月までに終了
エー・ピーホールディングスが運営する飲食チェーン「塚田農場」。斬新な接客スタイルが話題を呼んだものの、現在は業績が低迷しています。
塚田農場は2007年に1号店を開業し、16年ごろには約150店舗まで拡大。24年6月現在は70店舗弱まで縮小し、エーピーHDは新業態の開発・出店に力を入れています。
そのエーピーHDの業績面は23年3月期で営業赤字17億3400万円、最終赤字は13億1200万円で、3月末日における純資産額は前年同期の5億4300万円から1億1800万円に激減。
塚田農場の客離れの理由としてネット上で指摘されているのは、地鶏ブームの終了や模倣したチェーン店の台頭、独特すぎる接客スタイルなどです。
全盛期の塚田農場には「接客マニュアル」が存在せず、マニュアルがないからこそ来店客に特別感を与えられていたとか。その象徴が、テレビでももてはやされた独自のサービス「名刺システム」。来店回数に応じて“役職”がランクアップしていくポイント制度で、昇進のたびにお祝いの料理がプレゼントされます。
なお、テレビでは膝上丈の浴衣を着用したギャル風の女性が接客している映像がよく使われ、お客さんの名刺に手書きで名前を書く姿や距離感の近さは、なんだかキャバクラみたいだなと感じていました。
しかし、実はその名物システムも今年8月までに終了するとか。いよいよ過渡期にある様子ですとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部