ドラマ『古畑任三郎』でみせた、とんでもない才能「役者じゃないのに演技が上手い!」「演技自然すぎて笑ってしまう」
元メジャーリーガーのイチロー氏が犯人役で出演した、故・田村正和さん主演のドラマ『古畑任三郎』が20日、フジテレビで再放送された。その演技と、当時のイチロー氏のエピソードがXで話題を呼んでいる。
イチロー氏が出演したのは、MLBシアトル・マリナーズ時代の2006年1月に放送された『古畑任三郎FINAL』の「フェアな殺人者」。
イチロー氏が演じたのは本人役で、ある記事のネタでゆすろうとするライターと揉めた末に手をかける…という展開だった。
当時、現役メジャーリーガーとして活躍していたイチロー氏のドラマ出演は大きな話題に。
イチロー氏は弓子夫人とともに『古畑任三郎』シリーズの大ファンで、DVDを全巻所有して自宅で何度も鑑賞し、夫人とドラマの1シーンを再現して遊ぶほどだった。出演のオファーを受けると、台本が届かないうちから、試合中にグラブで口元を隠して「古畑さん」と練習をしていたと打ち明けたこともあった。
脚本を手がけた三谷幸喜氏のインタビューによると、イチロー氏は台本と実際の本編のセリフの違いを指摘するほど詳しく、三谷氏も「マニアだ」と驚いたとか。
出演者が顔を合わせてセリフを読み合わせる「本読み」では、イチロー氏は完璧にセリフを暗記し、台本を見ないで自分のセリフを言っていたとのこと。
中には気を抜いて棒読みをしていたキャストもいたものの、準備万端で臨んだイチロー氏を見て表情が一変したことも明かしていた。
話題作の再放送に、Xではイチロー氏のエピソードに触れて「イチローさんよく出てくれたなと思ったらガチで古畑任三郎好きな人だった」「台本に書いてあるセリフを丸暗記してきて田村正和さんや他のキャストを驚かせたエピソード、カッコいいなぁ」「本読みの段階でイチローさんが台本を丸暗記していたという裏話がとても好きです」とのコメントが。
さらに、「役者じゃないのにイチロー演技が上手い!」「全盛期バリバリのイチローがドラマに出て、しかも役者としても上手かったのはたまげたっけなあ」「演技自然すぎて笑ってしまう。ほんとに野球選手か」との声も。
「何度見てもイチローが殺人犯役で出演するドラマ『古畑任三郎』はとんでもない作品だなと思う」「とんでもない豪華なゲストの中でもさらにとんでもないイチロー回」「その時代SNSがあったら大いにバズってたと今でも思う」と改めて驚く人も見受けられたとSirabeeは報じた。
編集者:いまトピ編集部