2024/7/12 14:39

きょう『金曜ロードショー』地上波初&ノーカット放映

映画

2024年7月12日(金)の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、実写映画『キングダム 運命の炎』(23年)が夜9時から地上波初&ノーカット放映されるという。

シリーズ第1作『キングダム』(19年)は興収57.3億円、第2作『キングダム2 遙かなる大地へ』(22年)は同51.6億円、そして第3作『キングダム 運命の炎』は同56億円を記録。また、シリーズ最新作『キングダム 大将軍の帰還』が7月12日から劇場公開され、実写化4部作で合計200億円突破は間違いないとのこと。

主演の山崎賢人は、『キングダム』の佐藤信介監督と組んだNetflixドラマ『今際の国のアリス』(20年~)に加え、24年1月に公開された劇場映画『ゴールデンカムイ』にも主演。元祖「壁ドン」映画『L・DK』(14年)や『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17年)なども加えると、山崎賢人が主演した人気漫画の実写化作品は相当な数になるとのこと。

今の日本のメジャー映画は、どれも似たようなキャストばかりだが、これは「製作委員会」方式の弊害だという。配給会社、出版社、テレビ局、広告代理店といった大企業が結託してブロックバスタームービーを生み出す、近年の日本映画を象徴した顔のないシステム。製作委員会は、作品(コンテンツ)から一円でも多くの収益を上げるために機能する仕組みであり、そのためにはヒットが確実視される人気キャスト、そしてヒット作を手掛けた実績のあるベテランスタッフが起用されるという。

主人公が大人へと成長していく『キングダム』は山崎賢人にうまくハマったが、『ゴールデンカムイ』の主人公「不死身の杉元」を演じるには、やはり「不死身感」が足りないといい、『キングダム』が当たったからといって、なんでもかんでも実写化大作を山崎賢人にやらせるのは、どうなんだと誰もが感じているはず。

松岡茉優と共演した『劇場』(20年)はコロナ禍の影響で話題にならなかったものの、山崎賢人のクズ男っぷりがすごく印象に残った作品だといい、それだけに、漫画の実写化ばかりに連投させられるのはもったいないなぁと思う次第だと「日刊サイゾー 」が報じている。

『キングダム 運命の炎』が地上波初放映! 「実写化は山崎賢人ばかり問題」を考える|日刊サイゾー 『キングダム 運命の炎』が地上波初放映! 「実写化は山崎賢人ばかり問題」を考える|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部