『長寿番組』打ち切り待ったなし...かつては視聴率が20%を超えることも
日本テレビが、長寿番組『行列のできる相談所』の打ち切りへ、ついに本腰を入れるともっぱらだ。
2002年4月に『行列のできる法律相談所』としてスタート。“史上最強の弁護士軍団”ことコメンテーターの弁護士がさまざまなトラブルを解決する法律バラエティーで、視聴率が20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を超えることもある人気番組だった。
しかし、番組名の変更など何度かのリニューアルを経て、現在では6%台をうろうろ。かつてのような2桁視聴率には、とても届きそうにない。
「番組タイトルから“法律”を外したからので、現在は法律関連の企画がほとんどなくなり、どこかで見たようなチャレンジ企画や暴露ネタばかり。裏番組のTBS系日曜劇場の盤石ぶりはダテじゃなく、『だれかtoなかい』(フジテレビ系)に豪華ゲストが出演するとなれば、視聴者を取られる。結果として低視聴率が続き、昨年あたりから頻繁に打ち切りの噂が出ていた」(スポーツ紙記者)
19年以上も続いた同局のバラエティー番組『世界一受けたい授業』は24年3月で打ち切りとなったが、『行列のできる相談所』はどうなるのか。
他局の編成担当が内情を明かす。
「このままでは日曜のゴールデン帯に無駄な番組を垂れ流すだけになると、日本テレビの若手スタッフを中心に番組継続に不満が出ている。そういった現場の声を受けてか、日本テレビの幹部がようやく重い腰を上げ始めた」
同番組の放送時間帯に、日本テレビは若年層の視聴者を取り込みたい考えだという。
「テレビ局が重視するコア視聴率の調子がいいのはフジテレビ、従来の世帯視聴率はテレビ朝日が好調。ドラマの話題作はTBSばかりで、絶対王者だった日本テレビはじわじわと視聴率を奪われている。『行列のできる相談所』は、若者ウケを狙いたい時間帯に適していないという判断。来春に打ち切り、後番組には若者向けにアニメを編成するという話もある」
『行列のできる相談所』は、打ち切り待ったなしのようだと週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部