『金曜ドラマ』第8話「怒涛の展開を期待したい」
金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』(TBS系)の第8話が8月16日に放送された。これまでのストーリーの軸となっていたのは、人気政治家とその母が抱く“悲願”。第8話でついにその一端が明らかになったが、それは世代を超えた憎しみに満ちたもののようだ。
早見和真氏の同名小説(文春文庫)をドラマ化した同作品。国民から絶大な支持を集める若手政治家・清家(櫻井翔)の躍進の裏に隠された、清家に関わる人々の謎の事故死や失踪の真相を追求するヒューマン政治サスペンスとなっている。
物語の中心人物でありながら謎が多い浩子だったが、第8話では浩子の過去が明らかになった。浩子が銀座のホステス時代に名乗っていた名前は劉浩子、浩子の母は劉英華という中国籍だと発覚。つまり、清家と浩子の家系は中国にルーツがあったのだ。さらに、劉英華はかつて暮らしていた街の飲食店で、泣きながら母国語で「やり返してやる」と叫んでいたという。清家と浩子が掲げる“悲願”とは、先祖が日本で虐げられてきたことへの復讐と、いまもなお虐げられている同胞の救済ではないだろうか。
清家とは対照的に国民から敵視されている道上と鈴木が、どのようにして清家と浩子の企てを防ぐのかが今後の見どころになるだろう。と日刊サイゾーは報じた。
次回第9話では、清家が国民の直接投票で総理大臣が選ばれる『首相公選制』の採用を提案するようだ。国民の人気者・清家が日本のトップになる準備を着々と進めるなか、道上と鈴木は清家・浩子の“悲願”と『BG株事件』の真相を明らかにできるのか。放送回も残りわずかとなっただけに、ジェットコースターのような手に汗握る怒涛の展開を期待したい。
編集者:いまトピ編集部