2024/9/17 17:37

ビシエド、広島へ移籍か

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不可解な「2軍塩漬け」が続く中日のダヤン・ビシエドが、来季の現役続行を熱望している。

 来日9年目になるビシエドは今季、3年契約の最終年だが、中田翔や中島宏之らが加わったことなどもあり、出場機会が激減。

「自分の仕事ができる場を与えてくれるところであるならば、行きたい。もしチャンスをいただけるのであれば、日本でやりたい」

 と語っており、来季は他球団でプレーする可能性が高まっている。

 すでに複数の球団が獲得を検討しているとみられるが、有力視されるのは、外国人選手が大外れし、純日本人打線での戦いを余儀なくされた広島だ。

 得点力アップを期待されたシャイナーは、3月30日のDeNA戦で負傷し、右手中指PIP関節剥離骨折と診断されて早々と離脱。わずか31打席で4安打、打率1割3分3厘と、ファンの期待を大きく裏切っている。近年の広島は、結果を残せなかった外国人選手のクビをスパッと切る傾向が強く、シャイナーの1億2000万円の年俸は、ビシエド獲得に回すことができる。

 実はビシエドの移籍先として広島が有力視されているのには、それなりの理由がある。広島は過去に中日から外国人選手を獲得し、成功させた実績を持っているからだ。

 例えば2007年のアレックス・オチョア。シーズンのチーム第1号本塁打を4年連続で放つなど、中日の優勝に貢献していた。6月半ばの入団ながら、最終的に290打数87安打、打率3割、7本塁打、31打点の好成績を収め、翌年の残留が決定した。

 2008年は打率3割6厘、15本塁打、76打点と、主要打撃部門で栗原健太に次ぐチーム2位の成績で、中軸として活躍した。2009年は広島市民球場からマツダスタジアムに変わり、外野が広くなることから、肩の衰えを理由に契約は結ばれなかった。

 2016年に獲得したのは、エクトル・ルナ。中日の主軸として2014年にリーグ5位となる打率3割1分7厘、チームトップの17本塁打、73打点を記録し、三塁手としてベストナインを受賞した。ルナは夏場に故障で離脱していたエルドレッドに代わる4番打者として、広島の5年ぶり7度目のリーグ優勝に貢献した。

 実は現在、元中日で日本ハムのアリエル・マルティネスが本命視されているが、本人は9月7日のオリックス戦後のお立ち台で、

「ファイターズは素晴らしいチーム。僕自身、何年もこのチームでプレーしたいと思っています」

 と強く残留を訴えている。キューバ出身ということもあり、本人の意向だけではチームを決められない難しさはあるが…。

 もし広島がビシエド獲得となれば、ネックになるのは推定3億5000万円の高額年俸だが、これはビシエド本人が下がることを了承すればクリアできる。

 広島は優勝争いの真っ只中にいるが、悩みどころは長打力不足。来季に向けて、ビシエドの打撃力は大きな魅力なのであるとアサ芸プラスが報じた。

中日・ビシエドの移籍先に広島カープが有力視されるのは「過去の実例」があるから | アサ芸プラス中日・ビシエドの移籍先に広島カープが有力視されるのは「過去の実例」があるから | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部