2024/9/19 14:55

激しい賛否『番組』を乗っ取られてしまった...明らかにレベルが下がった

NG

『24時間 テレビ』と並ぶ日本テレビの夏の風物詩である『高校生クイズ』が、9月10日に放送された。しかし、一新された方向性をめぐり、視聴者からは賛否が噴出している。

今年の大会は日曜昼から放送されている『超無敵クラス』と事実上のコラボとなり、製作も同じチームが担当した。

スタジオには『かまいたち』、指原莉乃といった番組MCが登場し、ナレーターも下野紘が務め、放送日も毎年9月2週目の金曜日だったものが、火曜19時に改められた。

15日放送の『超無敵クラス』でも『高校生クイズ』の裏側に迫る延長線が放送予定となっている。

「『高校生クイズ』は“知の甲子園”と呼ばれる知識対決路線と、運・体力・ひらめきを要する総合クイズ対決路線を、数年おきに入れ替えて開催している。事実上『超無敵クラス』の一部となった今大会は、総合クイズ路線に近いものとなりました」(テレビライター)

番組では3人一組の各出場校チームの絆にもスポットを当て、敗退後の涙や、歓喜を分かち合う様子が描かれる。その雰囲気はまさしく青春バラエティーといったところで、タレントたちも学生たちの眩しさに胸打たれていた。

視聴者の中にも《『超無敵クラス』を基にしたのは大正解。クイズ番組を求める人には物足りないだろうけど、青春クイズバラエティーなので》《『超無敵クラス』の演出が好きなので、今回の高校生クイズはより青春らしさが出ててとても良い》など、今年の路線を評価する声は少なくない。

しかし、毎年番組を楽しみにしているクイズマニアからは、こうした不満も相次いだ。

クイズマニアからは《青春ドキュメンタリーにされてしまった》《他校との交流が青春みたいな感じで映してるけど、もっとバチバチを見せてくれ》《青春感動路線になってる。スタッフ、クイズ興味ないだろ》《以前の番組の感じと全然雰囲気変わっていて『超無敵クラス』のスピンオフ企画みたいな仕上がり》《高校生クイズが『超無敵クラス』の1コーナーとしか思えなくなってきた》といった声が噴出。

番組を乗っ取られてしまったことに、歯がゆさを感じているようだった。

さらに低評価の要因となったのは、これまで番組が誇ってきた問題レベルの大幅な低下だ。

「昨年の本戦では、様々な数式などを条件とした上で、『20年かけて建設したとも言われるピラミッド、もし力士2万人で建てたら完成に何年と何日かかる?』という問題が出題されました。決勝では、大会史上稀に見る難問として『形容詞、形容詞、助詞、名詞、助詞…』などと品詞を並べただけの問題文が出され、話題を集めました」(クイズマニア)

翻って、今年は決勝でも雑学クイズレベルの出題にとどまっている。

「今年の出題レベルはどれも低く、計算を使うような問題が出てこないばかりか、求められる知識も『Qさま!!』( テレビ朝日系)のような雑学クイズばかり。決勝ですら『川端康成がノーベル文学賞を受賞した際の記念講演のタイトルは何?』『実は書道で全国1位の功績を残している「にんげんだもの」などで有名な日本の詩人は?』といったもので、早押しとはいえ、あまりに易化していました」(同)

過去の大会では、1回戦からいきなり「はやぶさが大気圏に突入した速度を計算せよ」という問題が制限時間3分で出題されたこともある。そこから考えれば、今年は明らかにレベルが下がったといえるだろう。

一新を図ったものの賛否が激しいあたり、来年の改革は必至だろう。最もかわいそうなのは、番組制作上の都合という大人の事情に振り回される高校生たちだと週刊実話WEBは報じている。

『高校生クイズ』×『超無敵クラス』に賛否噴出 問題レベル低下と青春バラエティー化加速でクイズマニア猛反発/サマリー|週刊実話WEB『高校生クイズ』×『超無敵クラス』に賛否噴出 問題レベル低下と青春バラエティー化加速でクイズマニア猛反発/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部