電撃『オリックス』入りか「ある人物」がカギを握っている
今シーズンをメッツ傘下3Aシラキーズで過ごした藤浪晋太郎の「電撃オリックス入り」が現実味を帯びてきた。ある人物がカギを握っているからだ。在阪スポーツ紙デスクはこう話す。
「中嶋聡監督が続投していれば、コントロールに難のある藤浪には興味を示さなかったかもしれません。ところが、岸田護投手コーチの監督就任が発表されましたからね。実は岸田コーチは、藤浪が慕う阪神OBの糸井嘉男氏がオリックスでプレーしていた時代のチームメート。同学年でもあり仲がよく、今でも『マモ』と呼んでいる。糸井氏は藤浪の実力を高く評価しています。阪神よりもプレッシャーが少なく、実力が発揮できる環境にあるオリックス入りに尽力するのは間違いないでしょう」
イップスがウワサされた藤浪にとって、絶えず一部過激ファンの視線にさらされる古巣・阪神よりも、伸び伸びと野球ができる環境にあるオリックスはベターだろう。ベテランの遊軍記者も、
「春夏の甲子園大会で連覇した際の女房役・森友哉もいますからね。大きなプラス材料になることは間違いないでしょう」
今季のオリックス投手陣はリーグ2位のチーム防御率2.82ながら、リーグ3連覇を支えた宮城大弥、山下舜平太、東晃平、山崎颯一郎、宇田川優希、山岡泰輔らが故障で一時離脱。中嶋監督は先発、中継ぎ陣のやりくりに苦労した。先発、中継ぎの両方をこなせる藤浪が加われば来季、離脱者が出ても柔軟に対応できるピースになる可能性は十分だ。
藤浪にとって今季はメジャーでの登板が1試合もなく、マイナーで33試合に登板して1勝2敗1セーブ、防御率5.94だった。ただ8月は絶好調で、8試合で12回を投げて防御率は1.50。それでもメジャーからはお呼びがかからなかった。1年契約が終了すればチームを離れることになり、アメリカでのプレーを模索しても、現状ではメジャー契約を結ぶのは難しい。
「メジャー挑戦失敗というレッテルを貼られての日本球界復帰は、プライドの高い藤浪には耐えがたいものでしょう。でもオリックスならば、強く請われての入団という形になりますからね」(前出・在阪スポーツ紙デスク)
今後の藤浪の動向から目が離せないとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部