大谷翔平、激怒「感情を抑えきれず、怒鳴り声を」
Amazonメジャーリーグ地区シリーズ第5戦、パドレスは第2戦に続きダルビッシュ有が先発予定だが、ダルビッシュがどんなに素晴らしいピッチングをしても、日本のファンはパドレスを応援する気になれない。パドレスの暴れん坊、4番マチャドの乱暴狼藉がヤバすぎるからだ。
禍根を残した地区シリーズ第2戦後、現地のスポーツチャンネルは、7回裏にファンが球場に物を投げ入れる騒動のドサクサ紛れに、三塁側ベンチのドジャース・ロバーツ監督めがけてボールを投げたと報道した。
当初、マチャドはド軍ブルペンにボールを投げ入れたとみられたが、別角度からのカメラ映像を見ると「恣意的にロバーツ監督を狙って、3塁側ベンチにボールを投げた」ことが判明。マチャド本人は試合後のインタビューで「ボールボーイがいるダグアウトに向かってボールを投げただけ」と3塁ベンチにボールを投げたことを認めて開き直ったが、標的にされたロバーツ監督はマチャドの行為を「失礼だ」と、記者を前に激怒していた。
この2人には因縁がある。2018年にマチャドがドジャースに移籍した際、ド軍フロントと知将ロバーツ監督は、わずか1シーズンでパドレスに放出している。その原因は本人の打撃不振と「守備妨害」「他チームへの暴力」といった素行の悪さにあった。マチャドは同年プレーオフのブリュワーズ戦でも、相手一塁手アギラーの足を蹴る「守備妨害」で、乱闘寸前の騒ぎを起こし、罰金処分を受けている。
今シーズンの地区シリーズ第3戦、2回にもマチャドは「守備妨害スレスレ」をやらかした。先頭打者のマチャドは中前打で出塁。続くメリルの内野ゴロで二塁に進んだが、走塁の際にベース間より内側、内野の芝生あたりを不自然に走り出した。
凡ゴロを捕球した一塁手のフリーマンから二塁、一塁へとゲッツーを狙える場面にもかかわらず、フリーマンの二塁への送球がベース間より内側を走っていたマチャドの肩付近を直撃。無死一・三塁へとピンチを広げ、マチャドの走塁でリズムを狂わされたドジャース野手陣にミスが相次いで、6失点となった。
第4戦、大谷が激怒した場面にも、マチャドは絡んでいる。シーズン盗塁数59の大谷は、4回二死の場面で二塁走者。3番ヘルナンデスが、三塁線ギリギリの長打コースを放ったかに見えた。
ところが打球は三塁手マチャドのグラブをはじくと、そのまま外野へ…ではなく、運悪く三塁塁審の左手に当たり、それをすぐに拾ったマチャドの送球により、大谷は本塁で憤死。日頃は自分の運気を上げるため、審判には紳士的な態度で臨むことを心がけている大谷だが、何が起きたかわからず、呆然としたまま。塁審の「妨害行為」のリプレーを見返すと、感情を抑えきれず、怒鳴り声を上げている。
投手に向かってバットを投げる、野手の足を蹴る、踏む、審判にバットを投げて出場停止になる…。マチャドの粗暴な振る舞いを見てきたファン目線からすると、三塁ベースを回る大谷が足を踏まれるなどの嫌がらせを受けず、本塁憤死で済んだだけでもまだマシ。どちらも負けられない第5戦(日本時間10月12日午前開始)ではメジャー球界一のヒール役マチャドがロバーツ監督や大谷らに何を仕掛けてくるかわからない。
ド軍は第2戦の「ロバーツ監督への暴投」動画をメジャーリーグ機構に送っており、第5戦で決着がついた後も、両軍の場外乱闘は続きそうだとアサ芸プラスが報じた。
編集者:いまトピ編集部