2024/10/20 10:02

『メーカー』純利益が365億円、前期とくらべて21%増し「値上げ後も売れ行きが落ちなかった」

泣き

パン・食品メーカー大手の山崎製パンが7月31日に発表した「2024年12月期 第2四半期決算短信」が注目を集めている。

 2024年12月期の連結純利益は、前期比21%増の365億円になる見通しで、年間配当は38円(前期は25円)と想定から10円増やすことも発表した。好業績の主な理由は、主力の食パン「ロイヤルブレッド」や、1月に新発売した「薄皮たまごぱん」の売れ行きが好調で、値上げ後も売れ行きが落ちなかったことなどが挙げられる。

 同社は好調な成績について短信でも説明しているのだが、その中に記された「ある一文」がSNS上で話題になったのである。以下がその一部だ。

「当社グループは、『いのちの道』の教えに従い、すべての仕事を種蒔きの仕事から開始する営業・生産が一体となった部門別製品施策・営業戦略、小委員会による『なぜなぜ改善』を推進し(以下略)」

 この文章を読んだ一部の株主から、《ちょっと何を言ってるのかわからない》《もう少しわかりやすく説明してほしい》などといった声があがったのだ。

 山崎製パンは、東日本大震災発生時のわずか1時間後に本社内に緊急食糧対策本部を立ち上げ、翌日には60万個のパンを救援物資集積所や避難所、行政機関へ供給している。さらに、阪神・淡路大震災時には、100万個の寄付分を含む計270万個の菓子パンを、自衛隊の輸送協力を得ながら被災地に供給した。

 同社の公式サイトには、「被災地への緊急食糧の供給を行うことは、食品企業としての当社の社会的使命と考えています」とつづられている。確かに、こうした理念が「いのちの道の教え」「神のみこころ」によるものであることは間違いなさそうだとアサ芸ビズは報じている。

純利益21%増の365億円、山崎製パンの好業績と「いのちの道の教え」  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ純利益21%増の365億円、山崎製パンの好業績と「いのちの道の教え」 | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部