2024/10/20 18:11

『ドラマ』松本、かなりいい「原作のキャラクターのイメージに非常にうまく寄せている」

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この秋のドラマで個人的に当たりと思っているのが、フジテレビ月9「嘘解きレトリック」だ。原作は「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012年12月号から2018年5月号まで連載されていた、都戸利津による漫画。「昭和初期を舞台に、やたら鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿央士)と、ウソを聞き分ける奇妙な能力者の浦部鹿乃子(松本穂香)の異色コンビが「ウソ」と「マコト」が入り交じる難事件を解決していく」というものだ。

「フジ月9」×「漫画原作」×「ミステリーもの」というと「ミステリと言う勿れ」が思い浮かぶ。こちらはドラマが好評を博し、劇場版も製作されたが、主人公の久能整(菅田将暉)に対して風呂光聖子(伊藤沙莉)が恋愛感情を抱くという、原作にはない描写が批判を浴びた。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」じゃあないが、可哀想なことに、演じた伊藤沙莉がバッシングを受けたりもしていた(ちなみに、脚本はどちらも相沢友子だった)。

恋愛モノに走る月9の悪い癖が出た結果だが、「嘘解きレトリック」はそもそも原作に、ストーリーが進むにつれて主人公2人の恋愛感情が描かれているので、そのへんの苦情は大丈夫だろう。

ただ、原作を読んだ身としては、祝左右馬を演じるのが鈴鹿央士というのは、いささかイメージが違う。コメディー要素の部分に関しては大した問題ではないが、「嘘が分かる」という自分の特異な能力に悩む鹿乃子に対し、左右馬が優しく寄り添うように語るようなシーンでは、童顔過ぎる鈴鹿(実際、24歳と若いのだが)では、包容力みたいなものが希薄に感じてしまうのだ。

逆に浦部鹿乃子を演じる松本穂香は、かなりいい。現在27歳と鈴鹿より年上なのだが、さすがauのCMシリーズ「意識高すぎ!高杉くん」で女子高生姿を披露しているだけあって、その顔つきには幼さが残っているし、芋っぽい村娘感がその佇まいから湧き出ている。和装が似合っていることもあり、原作のキャラクターのイメージに非常にうまく寄せていると、アサ芸プラスが報じた。

秋の月9ドラマ「嘘解きレトリック」を見て思った…NHK朝ドラ「ばけばけ」ヒロインに松本穂香を! | アサ芸プラス秋の月9ドラマ「嘘解きレトリック」を見て思った…NHK朝ドラ「ばけばけ」ヒロインに松本穂香を! | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部