『日曜劇場』大苦戦で駄作、負のスパイラルに陥っている「不人気の理由は」
神木隆之介主演の日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)が、賛否両論を巻き起こしている。
TBS系で放送された人気ドラマ『アンナチュラル』『MIU404』、さらに大ヒット映画『ラストマイル』を制作したチームが手がける作品。斎藤工、杉咲花、池田エライザ、土屋太鳳、宮本信子ら豪華な出演陣も話題を集め、前評判は高かった。しかし、蓋を開けてみると、初回の世帯平均視聴率11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)をテッペンに、9.3%、7.0%と下落を続けている。
「選挙特番やプロ野球日本シリーズの影響をモロに受け、不運だった面もある。第3話の7%という低い数字も、裏番組の『NHKスペシャル』で大谷翔平特集を放送しており、かなり視聴者を持っていかれたせいだろう。とはいえ、外部要因があるとしても、固定ファンの多い日曜劇場作品としては低い数字だ」(スポーツ紙記者)
視聴率で大苦戦しているのに加え、若年層視聴者の人気の目安となるTVerお気に入り登録数も、第3話放送終了時点で82万人と100万人に届かない数字。
SNSでは、長崎県の端島(軍艦島)を舞台とした重厚なストーリーに一定の評価があるが、「話を詰め込みすぎている」という意見もある。
数字だけ見ると日曜劇場作品としては“駄作”となるが、不人気の理由はどこにあるのか。
「現在と過去を行き来する複雑なストーリーだが、説明が少なく何を見ているのか分からなくなる。石炭採掘の本格的な撮影シーンが見ものだったが、初回くらいしか出てこず、第2話以降は陳腐な恋愛ストーリーばかり。シニア層が離れ、視聴率の下落が起きたと予測されます。TBSは脚本などテコ入れしたかったでしょうが、『ラストマイル』をヒットさせた制作陣とあって特別視され、幹部や編成が口出しできない雰囲気だったとか。負のスパイラルに陥っている様子で、視聴率はさらに悪くなるかもしれません」(民放関係者)
主演クラスの俳優を集め、制作陣に優秀なスタッフをそろえたとしても、大ヒットドラマを生み出すのはそう簡単なことではないようだ、と週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部