2年連続『紅白』出場見送り「オファーを受けたくないのでは」関係悪化か
『第75回NHK紅白歌合戦』の出場者が11月19日に発表され、今年も旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)に属していたグループの出場はゼロとなった。
紅白をめぐっては、旧ジャニーズタレントが、今年は出場するのか否か注目されていた。
NHKが出場に向けて交渉しているとも報じられていたが、故・ジャニー喜多川氏の性加害問題が明るみになった昨年に続き、2年連続で見送りとなった。
マネジメント業務をSTARTO ENTERTAINMENTに引き継いだとはいえ、一部視聴者の目は未だ厳しいものがあるのだろう。
それでも、NHKがSTARTO社に交渉していたのはなぜか。そこにあるのは、同局のせめてもの“詫び”の気持ちだという。
発端は、記者会見を機に旧ジャニーズ事務所が大炎上した昨年10月だ。
「NHKは昨年10月、同局で放送されていた旧ジャニーズJr.(現ジュニア)の出演番組『ザ・少年倶楽部』に出演希望だった、当時高校生の男性の被害談を独自スクープ。男性は2002年、番組に出演するためダンスの練習に参加したところ、喜多川氏から局内のトイレで複数回性被害を受けたといい、NHKはそれ以降も『ニュース7』や『クローズアップ現代』でこの件について度々特集を組んでいます」(芸能記者)
しかし今年10月末、男性がSMILE-UP.のヒアリングに不審な説明を繰り返し、“偽の被害者”である可能性が高いと『週刊文春』で報じられたのだ。
「記事によると、男性は番組エンディングの募集を見てオーディションを受けたと説明しているが、番組で募集など行っていなかったことが判明。ほかにも、NHKの入館方法や被害に遭ったとするトイレの位置・間取りを説明できない、オーディション日時や練習内容が一致しないなど、虚偽申告の可能性が極めて高いとして、SMILE-UP.から『補償業務が存在しない』旨を確認する訴訟を起こされたと報じられています」(芸能ジャーナリスト)
これを受け、NHKは先日、当時のニュース記事をサイトから削除。しかし、削除したことの告知や、虚偽と思われる証言を取り上げたことへの謝罪などはなく、無責任だと批判を浴びている。
「NHKとしては、『1年間にわたって虚偽の証言に基づく報道をした可能性がある』という負い目がある。『紅白』出場オファーは、ある種の“罪滅ぼし”と見るのが自然でしょう。現在、STARTO社のグループには引き続き企画枠などでの出演交渉を続けていることが報じられていますが、この粘り強さも“後ろめたさ”ゆえでは。しかし、こんな仕打ちを受けては、STARTO社側としてはオファーを受けたくないのでは」(テレビ局関係者)
補償業務を行うSMILE-UP.は15日、補償の進捗状況を公表。これまで1003名の被害申告があったが、「弊社への在籍および被害のいずれの事実も確認できなかった」として、214名の虚偽申告があったことを報告していると週刊実話WEBは報じている。
編集者:いまトピ編集部