『最終回』ついに今夜「いよいよ...」
Amazon女の子の殺し屋コンビのゆる~い日常生活を描いた『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』(毎週水曜 深夜1時~、テレビ東京系)も、いよいよ最終回。劇場版『ベイビーわるきゅーれ』(2021年)から始まった“ちさまひ”コンビの物語は、今夜ついに神話となります。
先週放送の第11話、殺し屋協会の営業部で働く杉本ちさと(髙石あかり)は、親切な町中華の主人・川原(森下能幸)が殺されたことを知ります。美味しかった絶品チャーハンがもう2度と食べられないと思うと、せつないものが込み上げてきます。
2025年後期のNHK朝ドラ『ばけばけ』のヒロインに選ばれたことで注目度が急上昇している髙石あかり演じる杉本ちさとですが、第11話で片目を負傷しています。これは『ベビわる』生みの親である阪元裕吾監督の意図的な演出でしょう。
タイトルに謳われている「ワルキューレ」とは、北欧神話に登場する「戦いの神」オーディンに仕える乙女のことです。戦場で戦う兵士たちの生死を選別する役割を負っています。いわば半分は人間、半分は神である「半神」のような存在です。
半神である彼女たちの主人・オーディンは北欧神話の最高神ですが、知恵を手に入れた代償として片目を失ったことが知られています。つまり、片目を負傷したちさとは、まひろという究極のパートナーを手に入れ、ちさと自身が「神」になったことを示唆しています。
神となったちさと、その相棒であるまひろ。もはや彼女たちが一般社会に戻ることは許されません。今夜放送の『ベビエブ』最終回は、生きづらさ、働きづらさを抱えるZ世代にとっての「神話」誕生と断言していいでしょう。ちさまひコンビを待っているのは、生か死か……、それとも新しい選択肢か。最後のワンシーン、ワンカットまで、目が離せません。ぜひ「神話」の完成を見届けてください。と日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部