現在苦境、純利益が41%減『松屋』店舗限定メニュー、11月12日より開始「大きな問題」か
「吉野家」「すき家」と並び、牛丼御三家の一つに数えられる「松屋」。フラッグシップメニューである「牛めし」を始め、鉄板で調理される「牛焼肉定食」や「カルビ焼肉定食」などが人気を集める同チェーンですが、現在苦境に立たされています。
11月5日に運営元である株式会社松屋フーズホールディングスが発表した2024年4~9月期の連結決算では、純利益が前年同期比で41%減の7億8300万円と低迷。
売上高は、同じく前年同期比で23%増の723億円、営業利益は同じく17%増の18億円と増えたものの、牛肉をはじめとした食材の輸入コストや、人件費の高騰が減益の理由とされています。
そんな「松屋」と言えば、10月1日に発売した「ニンニク野菜牛めし」(並盛790円、税込み/以下同)なるメニューを店舗限定で発売し、ネット上で賛否を集めたことも。
いわゆる「ラーメン二郎」のインスパイア系牛丼として発売された同メニューは、「うまく二郎系を作り出してる」「二郎好きならアリ」というポジティブな評価もあるものの、「この世で一番まずい」「塩辛すぎて食べられない」など、否定的な声も相次ぐ事態となり、注目を集めました。
減益の折に“攻め”すぎたメニューを出してしまった「松屋」ですが、さぞ反省しているだろうと思いきや、今度は11月12日より「チーズバーガー丼」(並盛850円)なるメニューを、再び店舗限定で販売を開始。
「チーズバーガーを丼に……? まったく味の想像がつかないけど、さすがに『ニンニク野菜牛めし』の失敗を考えれば、今回は無難にまとめている……よね?」と興味を惹かれた筆者は、同メニューを提供している店舗を訪れ、その実力を確かめてみることにしました。
筆者としては、全体的に評価が低くなってしまった「チーズバーガー丼」。とはいえ、今回はあくまで店舗限定での販売ということもあり、テスト販売の段階かも知れません。
もし今後、同メニューが全国的に販売されることがあるとすれば、よりブラッシュアップした味わいになることを期待したいと思います。
あくまで個人的な提案になりますが、今回の「チーズバーガー丼」の大きな問題がトマトソースの味だと思うので、こちらを毎年恒例の期間限定メニュー「うまトマハンバーグ」のソース、あるいは似たような系統の味のものに変えると、かなり調和のとれた味わいになるのではないでしょうか。
「松屋」さん、全国販売の際にはぜひその点ご検討いただけますよう、よろしくお願いします!とサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部