2024/11/21 13:30

『紅白歌合戦』K-POP勢が6組出場→不当どころか「納得でしかない」

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大みそかに放送される『第75回NHK紅白歌合戦』にK-POP勢が多数出場するとして、かつて“嫌韓”と呼ばれた一部のSNSユーザーが怒り狂っているようだ。

昨年の紅白には、『NiziU』『SEVENTENN』『MISAMO』『JO1』『Stray Kids』『LE SSERAFIM』、特別枠の『NewJeans』と、K-POP勢としては過去最多となる計7組が出場し、今年もこの流れは継続。11月19日に発表された出場歌手には、初出場の『ILLIT』『ME:I』『TOMORROW X TOGETHER』に加え、『TWICE』「JO1」「LE SSERAFIM」の計6組が名を連ねたとのこと。

とりわけ紅組は、全20組のうち4組がK-POP勢となったが、これに嫌韓のSNSユーザーが猛抗議しているという。

だが、果たして彼らの言うように、K-POP勢が6組出場することは、本当に“不当”なのだろうか?

多角的に検証すると、むしろ不当どころか“納得”でしかないことが見えてきたという。

NHKは紅白出場歌手の選考基準について、公式サイトで「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3つだと公表。「世論の支持」については、7歳以上の全国2015人を対象に行った電話調査と、7歳以上の全国8000人を対象に行ったウェブアンケート調査の結果だとしているが、昨今若い世代に韓国カルチャーが人気なことは、他社の調査でも明らかだといい、楽天の運営するフリマアプリ・ラクマが行った「2024年版『ファッションの参考にする国』」調査では、女性は50代以下の全世代で韓国が1位を獲得。「参考にしている人」でも、1位が「TWICE」、3位が『BTS』とK-POPグループだという。

また、2023年版の同調査でも、女性は50代を除く全世代で韓国が1位。2022年版も、女性は60代を除く全世代で韓国が1位と、支持の高さは明白だったといい、文字入力アプリ・Simejiを展開する中国の検索エンジン大手・百度(バイドゥ)が、昨年12月28日~今年1月4日に2348名を対象に調査した「Z世代が選ぶ!!『留学してみたい国TOP10』」でも、韓国がアメリカ、カナダといった英語圏を抑えて首位を獲得していたとのこと。

「番組の企画・演出」に関してはNHKのさじ加減だが、「今年の活躍」でもK-POP勢は申し分ないようで、音楽ジャーナリストは

「多くのグループが群雄割拠するK-POP界では、ライバルより少しでも先を行こうと、ファンが数字に異常なまでのこだわりを見せることで知られています。その熱意は日本の推し活や音楽シーンでは見られないほどで、競争は熾烈そのもの。この競争により、K-POPのMV再生回数、CD売上、サブスク再生などは、コンスタントに好成績を叩き出しています」

と語る。

また、K-POP勢だけ特別ひいきにされているわけではないといい、

「紅白はアミューズとの癒着がウワサされ、昨年は同事務所だけで紅・白合わせて5組が出場。特別枠に至っては事実上、“アミューズ枠”と化しており、創設からの17年で『サザンオールスターズ』と桑田佳祐だけで5回も出場。2017・18年は『サザン』と桑田が別名義で連続出場し、一昨年もコラボ枠として桑田が出場しています」(同)

という。

2014年には、『AKB48』『SKE48』『NMB48』『HKT48』と、秋元康系列のグループだけで4組も出場。2019年には「AKB」に『乃木坂46』『欅坂46』『日向坂46』と坂道グループまで参入し、紅組の枠を食い潰していた。

「このように、1つの事務所や勢力が5~6組の枠を埋めることなど、紅白では散々起こってきたこと。前例がある以上、『K-POP勢だけ突出して多い』という論拠は成り立たず、菅義偉元総理の言葉を借りれば『ご批判は全く当たらない』というものです」(レコード会社関係者)

そもそも、今回出場が決まったK-POP勢6組のうち、メンバー全員が韓国人のグループは「TOMORROW X TOGETHER」しかおらず、「ME:I」と「JO1」に至っては全員日本人で、企画・プロデュースが韓国系というだけだと「週刊実話WEB」が報じている。

『紅白歌合戦』K-POP勢“6組出場”に一部のSNSユーザーが激怒も…「納得」でしかない選出理由/サマリー|週刊実話WEB『紅白歌合戦』K-POP勢“6組出場”に一部のSNSユーザーが激怒も…「納得」でしかない選出理由/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部