『M-1』2023王者、史上初の2連覇へ視界良好
すっかり年末の風物詩となった漫才頂上決戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)。記念すべき第20回大会となる今年は過去最多の1万330組がエントリー。11月20日~22日に132組で争われた準々決勝を経て23日、いよいよ準決勝に進出する30組の漫才師が発表された。
今年の準決勝には、過去に決勝進出経験のあるコンビ11組、初のファイナルを目指すコンビ19組が顔をそろえた。
そのラインナップを紹介しよう。
なんといっても注目は、史上初の『M-1』連覇を目指す令和ロマン。準々決勝・東京1日目のトリを務め、まずは順当に準々決勝にコマを進めた。
その令和ロマンに昨年のファイナルであと一歩まで迫ったヤーレンズも勝ち抜け。そのほか、昨年のファイナリストからは真空ジェシカ、マユリカ、カベポスター、シシガシラ、ダンビラムーチョが準決勝に進出している。
また、昨年の敗者復活戦で大いに爪あとを残したトム・ブラウンは今年がラストイヤーとなる。そのほか、オズワルド、インディアンス、男性ブランコと、賞レース常連組が名を連ねている。
昨年の敗者復活戦でオズワルドを下したナイチンゲールダンス、大激戦を繰り広げたママタルトとエバース、抜群のインパクトを残したスタミナパンなど9組が過去の準決勝敗退の雪辱を目指す。
ラストイヤーとなるダイタクは実に6回目の準決勝進出。東京吉本ライブシーンの大番頭が有終の美を飾ることができるだろうか。
昨年の準決勝組が並ぶ中、今春上京した滝音が3年ぶりの準決勝返り咲き。初のファイナルとなれば『キングオブコント』とのダブルファイナリスト達成となる。
初の準決勝進出となった10組には、若手賞レースで実績を残したコンビが目立つ。
昨年『UNDER5 AWARD』と『マイナビLaughter Night』を制し、今年の『ABCお笑いグランプリ』でも決勝に残って勢いに乗る金魚番長が念願の準決勝初進出。
昨年、Aマッソやファイヤーサンダー、ゼンモンキー、四千頭身らを下して『ワタナベお笑いNo.1グランプリ』を制した豆鉄砲も、ようやくここにたどり着いた。
そのほか、今年の『NHK新人お笑い大賞』でエバースに次ぐ準優勝となったジョックロック、4度目の準々決勝進出でようやく壁を破ったひつじねいりらに注目が集まるところだ。
準決勝は上記30組にワイルドカードで選出される1組を加えた31組で争われることになる。12月5日、東京・NEW PIER HALLに晴れ舞台をかけた漫才の火花が散る、と日刊サイゾーが報じている。
編集者:いまトピ編集部